Image credit: ESA/Rosetta/MPS for OSIRIS Team MPS/UPD/LAM/IAA/SSO/INTA/UPM/DASP/IDA 欧州宇宙機関(ESA)の彗星探査機ロゼッタが6日、打ち上げから約10年、64億kmに渡る航海を経て、ついに目的地であるチェリモフ・ゲラシメンコ彗星に到着した。これから本格的な科学観測と、史上初となる彗星表面への着陸機の投下に挑む。 ロゼッタは8月6日18時ちょうど(日本時間)、到着に向けた、6分26秒に渡るスラスター噴射を開始した。そして噴射完了後、ロゼッタはその旨を知らせる信号を発信。約22分掛け、約4億500万km離れた地球に届けられた。 「We’re at the comet!(彗星に着いたぞ!)」。ロゼッタからの信号が届いた瞬間、運用チームの一人はそう叫び、インターネットの生中継を通じて、その喜びを全世界に伝えた。