(CNN) 彗星(すいせい)に探査機を着陸させることに史上初めて成功した欧州宇宙機関(ESA)が、次は水星に探査機を送り込む計画を進めている。 太陽に最も近い惑星の水星は、昼間の表面温度が400度を超す一方で、太陽が当たらない側はマイナス170度まで低下する。気温差がこれほど激しい惑星はほかに存在しない。大気はほとんど存在せず、大きさは月より少し大きい程度。 ESAの水星探査計画「ベピコロンボ」には宇宙航空研究開発機構(JAXA)も協力している。探査機は2016年7月21日に打ち上げて、7年半かけて2024年に水星の軌道に到達する予定。ベピコロンボの名称は、イタリアの天体力学者、故ジュゼッペ・コロンボ氏の愛称にちなんで命名された。 太陽からの近さや強い重力、放射線の強さなど、克服すべき課題は多い。これまで水星に到達した探査機は、米航空宇宙局(NASA)が1973年に打ち上げた「マリナー10
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