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  • 米NASA、初の太陽探査ミッション 来夏開始

    (CNN) 米航空宇宙局(NASA)は、無人探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」を送り込んで太陽の大気を調べる初のミッションを2018年夏から開始する。NASAが太陽と、コロナと呼ばれる太陽の最も外側の大気の探査に乗り出すのは初めて。 探査機の高さは約3メートル。炭素複合素材でできた厚さ約12センチのシールドに守られて、観測史上最も近い距離まで太陽に接近することを目指す。 パーカーはこれまでどの探査機も経験したことのない熱と放射線にさらされる。それでも太陽の様子が詳しく分かれば、地球や太陽系について解明する手がかりにもなると研究チームは期待する。 同探査機はこれまで「ソーラー・プローブ・プラス」と呼ばれていたが、宇宙物理学者のユージーン・パーカー・シカゴ大学名誉教授にちなんで31日からパーカー・ソーラ・プローブと改名された。 パーカー氏はシカゴ大学の教授だった1958年、太陽風の存在を初

    米NASA、初の太陽探査ミッション 来夏開始
    iwamototuka
    iwamototuka 2017/06/03
    600万kmはやばいな
  • 米ボーイング、新型宇宙服を披露 真っ青で軽量化

    (CNN) 米ボーイング社は25日、最新デザインに基づいたとする青色を基調とした新型の宇宙服を公表した。従来タイプと比べて、大幅な軽量化を図り、宇宙飛行士の体との密着感を強め、よりシンプルなデザインを追求したと強調した。 重さは20ポンド(約9キロ)で、現行のものより10ポンド軽い。タッチスクリーンに対応可能な手袋、遮光装置やヘルメットは宇宙服と一体化し、ひじやひざ部分は宇宙飛行士の活動がよりしやすくなるよう改善した。 通気口は水蒸気が服内部から漏れやすいようにしたが、内部の空気補給に問題はないと説明。この結果、服の内部の低気温状態は一段と保たれ、安全性に問題も生じないとしている。 今回の新型宇宙服は同社が開発する有人宇宙船「スターライナー」に合わせて開発された。同宇宙船は国際宇宙ステーション「ISS」に飛行士を運ぶ計画で、最初の試験飛行は2018年に予定している。 米航空宇宙局(NASA

    米ボーイング、新型宇宙服を披露 真っ青で軽量化
  • スペースX、ロケット打ち上げ年内見送り 事故調査が長期化

    ニューヨーク(CNNMoney) 米宇宙開発企業スペースXは7日、年内のロケット打ち上げを見送ると明らかにした。年明けにも再開するとしている。 スペースXの無人ロケット「ファルコン9」は9月、フロリダ州ケープカナベラルの発射台で試験中に爆発。スペースXは、事故調査の長期化を受け、年内の打ち上げ計画を見送った形だ。 同社は声明で「9月1日に起きた異常事態についての調査は完了が目前であり、安全かつ確実にフライトを再開するのに必要な最終的な手順を終わらせるための作業が進んでいる」と述べた。 同社では当初、11月に打ち上げを再開する予定だった。またイリジウム・コミュニケーションズ社は先ごろ、12月16日にスペースXのファルコン9ロケットを使って通信衛星を打ち上げる計画を明らかにしていた。

    スペースX、ロケット打ち上げ年内見送り 事故調査が長期化
  • 行方不明のNASA探査機、2年ぶりに通信復旧

    (CNN) 米航空宇宙局(NASA)は、消息が分からなくなっていた太陽探査機「ステレオB」との通信がほぼ2年ぶりに復旧したと発表した。 ステレオBはもう1基の探査機「ステレオA」と連動して太陽の探査を行っていたが、2014年10月、タイマーのテスト中に通信が途絶えた。テストは太陽が探査機と地球の通信を遮る位置にあるときに行われた。 その後もNASAはステレオBを探し続け、巨大無線アンテナの「ディープ・スペース・ネットワーク」を使ってようやく発見。21日に再び通信を確立することに成功した。今後も観察を続けて探査機の状態を調査する。 一方、ステレオAはこの間も正常に作動し続けていた。 ステレオAとBは2006年10月に打ち上げられ、地球の軌道の前後に配置されて、太陽から地球へのエネルギーや物質の流れを観測している。 これまでの探査結果は、衛星などに障害を引き起こすコロナ質量放出と呼ばれる太陽現

    行方不明のNASA探査機、2年ぶりに通信復旧
  • スペースX、衛星打ち上げで米軍と初の契約へ

    ニューヨーク(CNNMoney) 米民間宇宙開発企業スペースXが、米空軍から人工衛星打ち上げを受注する運びとなった。同社が米軍と打ち上げ契約を結ぶのはこれが初めてだ。 2018年に予定されている米空軍の次世代GPS衛星打ち上げの入札は、6週間前に始まった。 当初は、スペースXのほかにユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)が入札予定だった。ULAは米航空宇宙大手ボーイングとロッキードの合弁会社で、これまで米軍の人工衛星打ち上げを独占してきた。 ところが今週に入り、ULAは入札を辞退。理由の一つは打ち上げロケットにロシア製のエンジンを採用していたことだった。対ロシア関係の悪化を受け、米議会は軍の衛星打ち上げにおけるロシア製エンジンの使用を制限している。 スペースXのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はこれまで、入札の権利を手にするためがむしゃらに戦ってきた。規制により同社の過去の

    スペースX、衛星打ち上げで米軍と初の契約へ
  • 米NASA、ロシアとの契約更新 ISSへの乗員輸送で

    (CNN) 米航空宇宙局(NASA)は宇宙飛行士を国際宇宙ステーション(ISS)に輸送するため、ロシア宇宙庁との契約を更新した。NASAのボールデン長官が議員に当てた5日の書簡で明らかにした。 書簡の中でボールデン局長は、NASAの予算が減り続けていることを理由に、ロシアとの間で4億9000万ドル(約611億円)の契約を結ぶことになったと説明した。 NASAは限られた予算の中で、民間企業と組んで有人宇宙船の開発計画を進めている。しかし議会はこの5年間で、オバマ大統領が要求した同計画の予算のうち10億ドルあまりを削減。NASAによる打ち上げの予定は2017年にずれ込んだ。 「結果として、米国や提携国の乗員のISSへの輸送はロシアのソユーズ宇宙船のみに頼る状況が続いている」とボールデン長官は指摘する。 ソユーズへの乗船にかかるコストは1人あたり約7000万ドル(約87億円)。NASAは通常、年

    米NASA、ロシアとの契約更新 ISSへの乗員輸送で
  • スペースXのロケット爆発、原因は金属製支柱の破損

    スペースXのマスクCEOが先月のロケット打ち上げ失敗について語った=Office of Governor Chris Perry ニューヨーク(CNNMoney) 米宇宙企業スペースXの無人船「ドラゴン」を載せた「ファルコン9」ロケットが先月、打ち上げ直後に爆発した原因は、ロケット部品の不具合だったことが分かった。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が20日の記者会見で語った。 マスク氏によると、ロケットのデータを分析した結果、ヘリウムのタンクを押さえていた長さ約60センチの金属製の支柱が破損した可能性が高いことが判明した。タンクが激しくぶつかったため、ガスが漏れるなどして爆発が起きたとみられる。 スペースXは爆発事故以来、ロケットを打ち上げていない。マスク氏は「爆発で数億ドルの損失が出た」と述べ、打ち上げ再開は今秋以降になると述べた。 また「この7年間で少し慢心していたのかもしれない

    スペースXのロケット爆発、原因は金属製支柱の破損
  • 中国人宇宙飛行士、国際宇宙ステーションへの参加に期待

    北京(CNN) 中国のベテラン宇宙飛行士、聶海勝氏がCNNの単独インタビューに答え、宇宙開発の分野で中国は米国をはじめとする他国との協力関係を強化したい意向だと語った。 国際宇宙ステーション(ISS)では米国、ロシア、日など15カ国が協力している。しかし中国の参加は米議会の根強い抵抗があって実現していない。 インタビューは4月に北京近郊で行われた。聶氏はこの中で、「私は宇宙飛行士として、他国の宇宙飛行士と一緒に飛びたいという強い願望がある。ISSへもぜひ行ってみたい。多くの国が宇宙開発計画を進める中、中国も大国として、この分野で独自の貢献をする必要がある」と訴えた。 米議会は2011年、国家安全保障上の懸念があるとして、米航空宇宙局(NASA)が中国の宇宙開発計画にかかわる人物と相互関係を持つことを禁じる条項を通過させた。 しかし聶氏はそうした懸念の払拭(ふっしょく)に努め、「米国とロシ

    中国人宇宙飛行士、国際宇宙ステーションへの参加に期待
  • 米空軍の「秘密の宇宙船」が打ち上げ 太陽光推進の実験機も

    (CNN) 米空軍の無人宇宙船「X-37B」を搭載したロケットが20日、フロリダ州ケープカナベラルの空軍基地から打ち上げられた。 X-37Bは再利用可能な実験宇宙船で、打ち上げは今回で4度目になる。ロケット「アトラスV」の2段目の「セントール」から切り離されて、地球の軌道に到達する見通し。宇宙には数年間滞在でき、前回は昨年10月まで674日間軌道上にあった。 空軍はX-37Bが宇宙で何をしているのか明らかにしていない。このためメディアから「秘密の宇宙船」というあだ名がつけられている。 X-37Bの切り離しに続いて、セントールからは小型衛星の「キューブサット」10機も放出される。 このうちの1機は、テレビ司会者として有名なビル・ナイ氏が代表を務める非営利団体、プラネタリー・ソサエティが保有するもので「ライトセイル」と呼ばれる。ナイ氏は米資金調達サイトのキックスターターで同プロジェクトへの出資

    米空軍の「秘密の宇宙船」が打ち上げ 太陽光推進の実験機も
  • 探査機メッセンジャー、役割を終えて水星に落下

    (CNN) 米航空宇宙局(NASA)は30日、11年前に打ち上げられた水星探査機「メッセンジャー」が燃料を使い果たし、予定通り水星に落下したと発表した。 NASAによると、ジョンズホプキンス大学応用物理学研究所にある管制センターが米東部標準時の30日午後3時26分、墜落を確認した。 NASAの予想では、メッセンジャーは時速約1万4000キロの速度で水星に落下し、直径16メートルのクレーターができると見込まれていた。 墜落地点は地球から見て水星の反対側だったため、観測はできなかった。 メッセンジャーは2004年に打ち上げられ、約6年半後の11年3月18日に水星の軌道に到達。軌道を周回しながら貴重なデータや写真を地球に送り届けていた。

    探査機メッセンジャー、役割を終えて水星に落下
  • NASAの冥王星探査機、初のカラー画像

    (CNN) 米航空宇宙局(NASA)は14日、冥王星に接近している無人探査機「ニューホライズン」から送られてきた初のカラー画像を公開した。 画像にはオレンジがかった色のぼやけた光が2つ写っている。冥王星と、最も大きい衛星「カロン」だ。 ニューホライズンからはまもなく、今回よりもはるかに鮮明な画像や大量の情報が届く見通しだ。 ニューホライズンは2006年に打ち上げられ、地球から約48億キロ離れた冥王星への旅を続けている。7月14日には最接近する予定。NASAのジョン・グランズフェルド氏は「冥王星に関する我々の知識は飛躍的に拡張する。数々の心躍る発見があることは間違いない」と期待を寄せる。 冥王星は直径が米土を東西方向に測った距離の半分ほど。太陽からは地球の約40倍の距離がある。1930年に発見され、太陽系の9番目の惑星と呼ばれていたが、06年に準惑星に格下げされた。

    NASAの冥王星探査機、初のカラー画像
  • 宇宙飛行士のヘルメットに水、そのまま5時間の船外活動

    (CNN) 国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する宇宙飛行士が1日、ヘルメット内に少量の水が入ったままの状態で船外活動を実施し、予定通りに作業を完了した。米航空宇宙局(NASA)が明らかにした。 NASAによれば、テリー・バーツ宇宙飛行士がバリー・ウィルモア宇宙飛行士と共に船外活動を実施中、ヘルメットの中に少量の液体があることに気付いた。同じトラブルは2月25日にも起きていて、NASAは「既知の問題であり、心配はない」と説明している。 この日の船外活動は5時間38分にわたって続けられ、ISSの組み立てやメンテナンスのために行われた船外活動の合計はこれで計187回、1171時間29分になった。 バーツさんが使っている宇宙服では以前から、船外活動で再加圧されると冷却装置の水が液化して少量がヘルメットへにじみ出す問題が起きていたという。 25日には再加圧を待っている時にヘルメットの中に湿気を感

    宇宙飛行士のヘルメットに水、そのまま5時間の船外活動
  • F16戦闘機2機が空中衝突、「右翼半分」もがれて着陸 米

    (CNN) 米空軍は22日までに、同国中部カンザス州モリーン近くの上空で昨年10月発生したF16型戦闘機2機の空中衝突事故に関連し、損傷した機体の写真などを公表した。 事故では1機が墜落し、残る1機は右主翼の半分程度がもがれる甚大な被害を受けていたが、隣接のオクラホマ州タルサの国際空港への着陸に成功していた。死者は出なかった。 タルサにある同州州軍の空軍に所属する両機の衝突は戦闘訓練中に発生。1機には同戦闘機の操縦が計約2400時間と経験豊富な教官が搭乗し、事故後には操縦席から緊急脱出したが軽傷を負った。機体は地上に激突していた。 別の1機には総飛行時間が約106時間と操縦の習熟に努めているパイロットが搭乗。主翼が損傷したもののタルサ国際空港への着陸を果たしていた。 この事故で米政府が被った損失額は2200万ドル(約26億円)相当。私有財産に及ぼした被害は大きくなかったとしている。

    F16戦闘機2機が空中衝突、「右翼半分」もがれて着陸 米
  • 宇宙空間に浮かぶ「スマイル」、ハッブル望遠鏡が撮影

    (CNN) 宇宙空間に浮かび上がった笑顔の顔文字――。米航空宇宙局(NASA)のハッブル宇宙望遠鏡がとらえた写真の中から、そんな風に見える1枚が見つかった。 黄色く光る2つの目と、口元や輪郭を描く曲線で構成された顔文字のように見えるのは、「SDSS J1038+4849」と呼ばれる銀河団。 2つの目のように見えるのはそれぞれ遠く離れた銀河。曲線を描く口元は、銀河団の間に強い重力がはたらいて周辺の時間や空間がゆがむ「重力レンズ効果」によって形成されている。 顔の輪郭の部分は、アインシュタインの一般相対性理論で説明される「アインシュタイン・リング」という現象でできたものだという。 ハッブル宇宙望遠鏡は20年以上も前に打ち上げられ、地球の上空を周回して遠く離れた宇宙空間の姿をとらえてきた。 撮影された膨大な量の写真はデータベースに記録され、公開されている。今回の1枚はそうした中から写真を見つけ出

    宇宙空間に浮かぶ「スマイル」、ハッブル望遠鏡が撮影
  • 地球最接近の小惑星、衛星の存在が明らかに

    (CNN) 直径約500メートルの小惑星「2004 BL86」が米東部時間の26日午前11時(日時間27日午前1時)ごろ、地球に最接近した。米航空宇宙局(NASA)が同日公開した画像には、小惑星とともに小さな衛星が写っていた。 小惑星は地球から約120万キロという近さまで接近した。この時点では光が十分に当たっていなかったため、観測に最適なのは表面が明るさを増す26日午後8時から27日午前1時の時間帯とされた。 NASAは米カリフォルニア州にある地上アンテナ群や、プエルトリコの天文台でその姿を撮影した。 NASAが公開した目の粗い白黒画像から、小惑星の後を追う衛星の存在が明らかになった。 衛星のサイズは、直径70メートル前後とみられる。

    地球最接近の小惑星、衛星の存在が明らかに
  • NASAの宇宙飛行士、1年間のISS滞在へ

    (CNN) 米航空宇宙局(NASA)のスコット・ケリー宇宙飛行士が、国際宇宙ステーション(ISS)に1年間滞在する。15日に開かれたNASAの記者会見で発表した。1年間の滞在は通常のISS滞在期間の倍に当たり、米国人宇宙飛行士としては最長となる。 ケリーさんによると、滞在に必要な物品はほとんどがNASAから支給され、自分では道具入れとスウェット数枚、ウエートリフティング用のを持って行く予定だという。 滞在中はさまざまな実験を行う予定だが、記者会見でケリーさんは、ISSそのものが宇宙で生活するための壮大な実験だと指摘、「この施設のおかげで私たちは、宇宙でどうすれば長期間活動できるかを理解できる。いつか火星へ行くために」と語った。 自由時間にはソーシャルメディアやメールなどを通じて地球上の人たちと交流するつもりだという。経験したことは日記につづり、長期間の宇宙滞在が精神にどんな影響を及ぼすか

    NASAの宇宙飛行士、1年間のISS滞在へ
  • CNN.co.jp : NASAの衛星「SMAP」、干ばつ対策を手助け

    (CNN) 米航空宇宙局(NASA)が、地球の全土壌の水分量を測る観測衛星「SMAP」の打ち上げ準備を進めている。 SMAPは「Soil Moisture Active Passive」の略。現地時間の1月29日午前6時20分、カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から打ち上げが予定されている。 SMAPが宇宙で展開する回転メッシュアンテナは直径6メートルと過去最大の大きさ。打ち上げ時には30センチ×120センチの大きさに折りたためるようにした。 打ち上げ後はマイクロ波を使った2台の機材で2日ごとに地球の土壌の表層5センチの水分量を計測する。この情報をもとに土壌水分地図を作成し、干ばつの早期警戒警報に役立てる計画。 干ばつの発生を予測できれば、農家が取水計画を変更したり、作物の植え付け時期を遅らせたりといった対策を取ることが可能になる。こうした予想は現在、農家の経験に頼っているのが現状だ

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  • 金星の上空に浮かぶ探査用コロニー、米NASAが構想

    (CNN) 灼熱(しゃくねつ)の金星の約50キロの上空に飛行船形のコロニーを浮かべ、宇宙飛行士が滞在して金星の探査を行う――。米航空宇宙局(NASA)の研究チームがそんな構想について研究を進めている。 地球から最も近い惑星である金星で30日間の有人探査を行い、いずれはコロニーに人類を定住させる構想も描く。 金星の平均気温はセ氏462度、気圧は地球の92倍。硫酸の雲に覆われていて探査機は2時間程度しかもたず、地表の温度は鉛も溶けるほど高い。 しかし上空50キロまで上昇すると地球に近い環境になるという。重力は地球よりやや小さく、気圧は同程度。放射線は宇宙空間に遮られて危険性が小さくなる。 このプロジェクトは「HAVOC」と名付けられ、NASAのラングレー研究所がロボットや人間による金星探査実現の可能性について研究を進めてきた。 コンセプトの1つとして浮上しているのが、軽量の車両に器材と探査車、

    金星の上空に浮かぶ探査用コロニー、米NASAが構想
  • NASA探査機が冥王星に接近、冬眠から覚醒

    (CNN) 米航空宇宙局(NASA)は、冥王星に接近している探査機「ニューホライズンズ」が冬眠状態から目を覚ましたことを確認したと発表した。冥王星には2015年に到達し、衛星の探査も予定している。 ニューホライズンズは冥王星が準惑星に格下げされる前の2006年1月19日に打ち上げられた。約2億6000万キロを旅して15年7月14日に冥王星に到達予定。この間、部品の消耗を防ぐため18回に分けて計1873日間の冬眠状態に入り、今回が最後の冬眠だった。 NASAは米東部時間の6日夜、探査機を起動させるスイッチが入ったことを確認。今後数週間かけて探査機の状態をチェックして、コンピューター制御で誘導するテストを行う。 ニューホライズンズは高さ0.7メートル、全長2.1メートル、幅2.7メートル。打ち上げ時の重さは478キロ。カメラなどの機材を積んでおり、来年1月15日から冥王星の画像が届き始める見通

    NASA探査機が冥王星に接近、冬眠から覚醒
  • 「はやぶさ2」の打ち上げに成功 太陽系進化の謎に迫る

    (CNN) 日の宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3日、小惑星探査機「はやぶさ2」を載せたH2Aロケット26号機を鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げた。 JAXAによれば、はやぶさ2が目指すのは「1999JU3」という小惑星。着陸機とローバーを着陸させて観察を行うほか、衝突装置などを使ってサンプルを採集する。これによりJAXAは「太陽系がどのように生まれ、どのように進化してきたのか」を知ることができるとしている。 はやぶさ2は、2010年に地球に帰還した探査機「はやぶさ」の後継機だ。はやぶさは03年に打ち上げられたが、目標の小惑星「イトカワ」にローバーを着陸させることには失敗した。 JAXAによれば「1999JU3」は小惑星のなかでもC型に分類される。構成物質に、S型のイトカワよりも多くの有機物や水が含まれていると考えられているという。 JAXAは声明で「地球誕生の謎に加えて、海の

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