今年のテレビ上位モデルでは必須になると考えられる複数枚超解像を搭載したテレビが、東芝、ソニーと相次いで市場に投入された(→薄型テレビ新製品でみえた各社の“持ち玉”)。今回は、このうちソニーの「X-Reality PRO」で実現されているデータベース型複数枚超解像が、どんな効果をもたらすかをお伝えしたい。両社とも良い結果を引き出せおり、共通する良さもあるが、それぞれ持ち味は若干異なる。 複数枚超解像技術は、前回のコラムでも紹介したように、前後のフレームからよく被写体の動きを検出し、同じ被写体の映像情報をかき集めることで、解像度を高める映像処理だ。同じ被写体が異なる場所、異なる位相(画素配置との位置関係)で記録されている場合、各フレームごとに微妙に違った映像情報が記録されているので、それらを集約することで本来の情報を導き出す。 しかし、真正面からこうした処理を行っても、なかなか安定した結果が得
毎年、各社がその年にどんな製品作りを目指しているかを示す場でもある International CES。しかし、今年は情報がやや錯綜(さくそう)しているように思えた。 今年一年の家電業界を占う「2011 International CES」が終了した。毎年、各社がその年にどんな製品作りを目指しているかを示す場でもあるCESだが、今年は情報がやや錯綜(さくそう)しているように思える。スマートフォンをはじめとするネットワークに接続されたインテリジェント機器が普及してきたことで、家電とPC/IT、携帯電話といった異なる分野の境目があいまいになってきているからだ。 業界が違えば同じ話でも物事の見方は異なる。PCや携帯電話の業界から見れば、新しいハードウェアや機能が1年経過しても普及していないようでは、もうその話は終わり、と判断されてしまう。例えば、新世代の携帯電話ネットワークの導入となると、門外漢
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