プロ野球の日本シリーズ第7戦が3日、仙台市のKスタ宮城で行われ、楽天が巨人に3―0で勝ち、通算4勝3敗として、球団創設9年目で初の日本一に輝いた。楽天の星野仙一監督は選手、監督を通じて初の日本シリーズ制覇。巨人は2年連続の日本一を逃した。 楽天は1回に敵失で先行し、2回は岡島の適時二塁打で加点。4回は牧田の本塁打で突き放した。プロ3年目の美馬から新人の則本につなぎ、9回は2日の第6戦で160球を投げた田中が登板し、零封リレーを完成させた。 楽天は右腕の美馬、巨人は左腕の杉内が先発した。 巨人は1回、先頭の長野の死球に敵失を絡めて2死満塁としたが、坂本が中飛に倒れた。 楽天はその裏、2死から死球とジョーンズの二塁打で二、三塁とし、マギーの痛烈な遊ゴロが敵失を誘い、1点を先行した。 巨人は2回、ロペスがチーム初安打を放ったが、寺内が遊ゴロ併殺打に打ち取られた。 楽天は2回2死二塁で、岡島が左中