茨城空港から東京駅までの直行バスを県の補助金によって片道500円で利用できるという取り組みについて、大井川知事は「利用者が地元で消費することなく東京に行っている懸念がある」として、来年度から廃止する考えを明らかにしました。 茨城空港と東京駅を結ぶ直行バスの料金は片道1530円ですが、県は補助金によって空港利用者が500円で乗車できる取り組みを行っていて今年度は7500万円の予算を計上しています。 これについて大井川知事は22日の会見で、「特に外国からの利用客が地元で消費することなく東京に行っている懸念があり、県民の税金で補助をするのは問題があるのではないか」と述べ、来年度から補助を廃止する考えを明らかにしました。 昨年度、この補助金を使った直行バスの利用者は11万8000人で、大井川知事は、利用者数への影響はほとんどないとしたうえで、今後、県内をスムーズに観光できる交通手段の整備などに力を