3月15日早朝、ロシアからフィンランドに出国するためサンクトペテルブルク市内の高速バス乗り場に集まる住民ら=甘利悠貴さん提供 ロシアによるウクライナ侵攻が、ロシア在住の日本人研究者にも影響を及ぼしている。ロシアのドゥブナ合同原子核研究所に所属する甘利悠貴さん(31)は日本の大学との共同研究に取り組んでいたが、研究施設がサイバー攻撃を受けたことによって研究は一時中断を余儀なくされた。甘利さんは日本の外務省の出国検討の呼びかけに応じ、3月16日に緊急帰国した。ロシアへの渡航中止勧告が長期化した場合は退職もやむを得ないと考えているという…