ネットにおける「炎上」がとにかく嫌いだった 僕はネットの「炎上」が大嫌いだった。 というか、いまでも炎上は嫌い。 ネットの匿名性を悪用して、あることないことデタラメを書く。 自分の名前で活動している、逃げ道のない人を集団で誹謗中傷し、叩く。 正義感ぶってイヤだと言っているのではなく、生理的な嫌悪感が湧いてくるくらいイヤだ。 そして、僕自身のネット上での活動は、炎上との闘いの歴史でもあった。 僕は1996年にこのブログの前身となるインターネット公開日記を始めているが、初めて数ヶ月ですでに最初の大炎上を経験した。 匿名の人々から向けられる悪意が意味不明で恐ろしく、目を背け、萎縮することしかできなかった。 そして実際、匿名による誹謗中傷には対処のしようがないケースが多く、攻撃される側は泣き寝入りになってしまうパターンが多かった。 その後も、2000年代には、当時住んでいた地区の匿名掲示板で僕を特
