小学校で学級委員だった私にとって、バレンタインデーとは、もらえそうもない男の子にチョコをあげることであった。 「○○君はこういういいところがあるのにもらえないだろうなぁ」などと全く余計なおせっかいの元、山のように安いチョコレートを買っていた。 色々準備していると、弟がやってきて「真理ちゃん、サンタクロースか何かと勘違いしていない?そんなのもらっても誰も嬉しくないと思うよ」 20代の頃は、今度は義理チョコなる存在に頭を痛めていた。 いったい誰まであげたらよいのだろう?直属の上司、課長、部長・・・同僚にも?? チョコレート会社のマーケティングのせいで、なんでこんなに悩まなきゃいけないのだろう??支出だって馬鹿にならないぞ!バレンタインデーは女性の敵だ!という気持ちに。 あの頃の私は、もらう男性の立場や気持ちなんて考えたこともなかった。先日、知人の小学生の男の子が「クラスの誰にももらえなかったけ