野球賭博究明過程で八百長が発覚、相撲業界が揺れている。力士の携帯電話から削除済みメールが復元されたのだ。ただ、日本の携帯電話のセキュリティーも意外に高い。 過去、幾度となく八百長の存在が指摘されてきた相撲界。日本相撲協会はその都度、決定的な証拠がないと名誉毀損で訴えては勝訴してきた。しかし今回は野球賭博事件の調査から派生する形で力士間でやり取りされた八百長メールの存在が明るみになり、ついに相撲協会は八百長の存在を認めた。3月場所は中止となった。 力士が削除したはずの携帯メールを復元した警視庁。この事実に今、注目が集まっている。簡単にデータを復元できるのなら、情報漏洩や浮気の事実を突き止めるのにも役立ちそうだが、現実はそう簡単ではない。ガラパゴス携帯と揶揄される日本の携帯電話は意外にもセキュリティーが高いからだ。 「携帯メールが電子データである以上、復元は可能だ」と言い切るのは、企業向けデー