2009年12月25日01:15 カテゴリIT経済 IPアドレスにオークションを JPNICが、ようやく来年からIPアドレスの売買を認める方針だという。この問題について私は7年前の論文で書き、IETFの会議でも発表し、村井純氏も「NATを使えばv4は永久に延命できる」と認めたのに、JPNICはv4アドレスが「枯渇」するとかいうデマゴギーを流し続けてきた。 読売の記事でも「すでに9割が使用されている」と書いているが、これは嘘である。今年7月の統計でも、ホスト数は6億8000万。43億個あるアドレスの15%しか使われていない。それが枯渇するようにみえる理由は、電波と同じだ。アドレスに適正な価格をつけないで、社会主義的に割り当ててきた資源配分のゆがみである。足りないのはアドレスではなく、それを効率的に配分する知恵なのだ。 v4アドレスは有限だが、有限なものが枯渇するとは限らない。土地は有限だが、