直方市(のおがたし)は、福岡県の北部に位置する市です。直方市域を車ではしっていると、庚申塔(こうしんとう)をみかけることがたびたびあり、この地域は、比較的、古い文化が残されている印象を受けます。そこで、庚申塔分布の一覧表などが載っていないか、図書館で直方市史を調べてみました。 ありました。ありました。 直方市の庚申塔一覧が掲載されているのは、直方市史(下)P903-905です。直方市史が発刊されたのは1983年(参照)で、この当時では直方市には庚申塔は36基、庚申堂が3社残されていたと記録されています(参照:直方市史(下)P891)。 おどろいたことに、1983年時点で庚申講(こうしんこう)…つまり集落内で2か月に1回に集まる庚申の集まりが10座も残されていたといいます。とても古い文化を大切にする地域なのかもしれません。 そんな直方市の庚申塔のなかで、「七鬼神庚申塔」という庚申塔があります