個人情報を流出させるウイルスが埋め込まれたデータファイルを、会社のパソコンに不正に保管していたとして京都府警に逮捕された東京の情報セキュリティー会社の男性について京都地方検察庁は30日、「犯罪事実を立証できるような証拠が集められなかった」として不起訴にしました。 東京の情報セキュリティー会社の情報の流出を管理する部署の男性社員は、去年10月、他人の個人情報を流出させるウイルスが埋め込まれたデータファイルを、社内のパソコンに不正に保管していた疑いで逮捕されました。 警察の調べに対し、「保管していたのは事実だが悪いことだと思わなかった」と容疑を否認していたということです。 京都地方検察庁は30日、「犯罪事実を立証できるような証拠が集められなかった」として不起訴にしました。