嘉手納基地の標識 在沖米空軍の警備員が3日午後4時ごろ、沖縄市上地の米軍嘉手納基地第2ゲート前の公道で取材中のフリーランスのカメラマンに対し、申請せずにゲートの撮影はできないとして、撮影中止と映像の削除を求めた。米軍からの通報で現場に来た沖縄署の警察官も映像の閲覧と削除を要求した。 米軍基地問題に詳しい新垣勉弁護士は「提供施設外からの基地内撮影であり何ら問題はない。復帰前は布令で基地内の撮影が禁止されていたが、復帰後は禁止されていない。撮影中止や削除要求は、まだ意識の切り替えが徹底されていないことを示すもので、違法だ」と指摘している。 カメラマンはイエローラインから7メートルほど離れた米軍提供区域外の歩道からゲートを望遠レンズで撮影。警備員はゲートから出て、歩道上でカメラマンに撮影中止を求めた。撮影した素材を閲覧し、削除も要求した。 15分後、「米軍から通報があった」として沖縄署の警察官2