沖縄県東村の米軍北部訓練場ヘリパッド移設工事の警備中、抗議する人たちに「土人」「シナ人」などと発言した大阪府警の2人の男性機動隊員について、府警は21日、「軽率で不適切な発言で、警察の信用を失墜させた」として共に戒告の懲戒処分にし、発表した。府警が不適切発言で懲戒処分にしたのは初めて。 監察室によると、男性巡査部長(29)は18日午前9~10時、「どこつかんどんじゃ、ぼけ。土人が」と発言。男性巡査長(26)がほぼ同時刻、近くで「黙れ、こら、シナ人」などと言ったという。巡査部長は10日、巡査長は11日から現地で警備にあたっていた。 巡査部長は「(抗議する人が)体に泥をつけているのを見たことがあり、とっさに口をついて出た」、巡査長は「過去に(抗議する人に対して)『シナ人』と発言する人がいて、つい使ってしまった」と説明。2人とも「侮蔑的な意味があるとは知らなかった」と話した、としている。 府警は
全国で保育園などを運営する社会福祉法人「夢工房」(兵庫県芦屋市)の第三者委員会は19日、理事長と親族が運営費から1億3984万円を不正流用していたと発表した。法人は理事長らを解任する方針。 第三者委は県などの監査を受けて設置された。調査報告によると、理事長の実母と義母は兵庫県姫路市の保育園で勤務実態がないのに給与を受け取っていた。長女と長男は大学院や専門学校の在学中に法人職員として給与を受け取り、学費も「専門資格取得のため」などの名目で法人から得ていた。こうした架空給与や手当は計6383万円に上った。 また長女が乗る高級国産車(価格735万円)や新婚祝いの家具・電化製品(210万円)は、法人や保育園の備品として購入。妻の高級婦人服(123万円)は、妻が統括する保育園で「アナと雪の女王衣装」などの名目で経費計上されていた。 第三者委には職員から、▽新設園では絵本は中古、おもちゃは100
停止中の北陸電力志賀原発2号機(石川県)の原子炉建屋に6・6トンの雨水が流れ込み、非常用照明の電源が漏電する事故が9月に発生し、原子力規制委員会は19日、北陸電に原因究明と再発防止を求めた。田中俊一委員長は「これほどの雨が流入するのは想定外だった。安全上重要な機能を失う恐れもあった」として、新規制基準に基づく再稼働の審査を見直す可能性を示唆した。 北陸電の報告によると、雨水の流入は9月28日に発生した。原子炉建屋の横にある排水路が道路工事で一部ふさがれていたため、雨水が道路にあふれ出た。仮設ケーブルを通すためふたが一部開いていたケーブル配管に流れ込んだ。 雨水は配管を通って原子炉建屋の1階に流入。非常用照明の電源設備などが漏電した。さらに床のひび割れなどを通って地下2階まで達した。地下1階には、地震などで外部電源が失われた際に使われる最重要の蓄電池があるが、その真上の場所にも水が来ていたと
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