ビジネススクールの生徒を部屋に招き入れていた 2月7日、「週刊文春」が経済安保室に質問状を送ったところ、翌8日、「処分に繋がる可能性のある行為が判明したため」(経済安保室)、藤井氏は室長を更迭され、経産省に出向する辞令が発表された。 だが藤井氏の疑惑はこれだけではなかった。“闇営業”していたビジネススクールの生徒である日立の女性部長をNSS(国家安全保障局)の部屋に招き入れていたのだ。日立は、経済安保リスクに備えた新部署を新設することを公表している。 国の安全保障にかかわり機密保持が求められる地位にありながら、藤井氏に噴出するさまざまな疑惑。藤井氏が責任者として取りまとめた経済安保法案の作成過程に問題はなかったのか。経済安保法案は今国会で審議されるだけに、すみやかな調査が求められることになりそうだ。 このほか、藤井氏が“闇営業”を続けていた理由、朝日記者以外の親しかった複数の女性、“別宅”