フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領(77)が2022年6月30日、6年の任期を終える。数々の暴言、中国との宥和、少なくとも6000人を警官らが殺害した麻薬撲滅戦争などで、日本をはじめ外国からは型破りのリーダーとみられ、たびたび物議を醸してきた。他方、国内では歴代最高の支持率を最後まで維持し、大多数の国民から愛された。フェルディナンド・マルコス・ジュニア(ボンボン・マルコス)次期政権への影響力を残して去る異形の指導者の功罪を振り返る。 「国民への約束はすべてをやり遂げた」 ドゥテルテ氏は2021年12月2日の演説で「私の任期も終わりに近づいている。少しばかり誇らしく思うのは、国民に約束したほとんどすべてをやり遂げたことだ」と胸を張った。ドゥテルテ氏によると「公約は5つだけだった」という。側近のボン・ゴー上院議員も2022年4月、政権は10の選挙公約のうち9つを達成したと述べた。 ドゥテル
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く