英メディアは5日、ナチス・ドイツの独裁者ヒトラーの愛人で、1945年にソ連軍の包囲下で自殺する前日に結婚したエバ・ブラウンがユダヤ系の血を引いている可能性があることが、DNA検査で判明したと報じた。 5日付の英紙インディペンデントなどが、英テレビ局チャンネル4が近く放送する番組の内容として伝えた。 ヒトラーの山荘でエバが使っていたとされるブラシから採取された髪の毛を検査した結果、母系遺伝のミトコンドリアDNAの配列に、ユダヤ系の特徴がみられたという。 反ユダヤを掲げたヒトラーは、23歳年下のエバがユダヤ系ではないことを確認するため、部下に調査を命じていたとされる。2人は総統官邸の地下壕で自殺した。(共同)