「ブランディングは商品に下駄を履かせること。地方の老舗伝統工芸メーカーが表参道ヒルズへ出店できたブランド戦略とは」（中川政七商店） ｜ 船井総合研究所 経営コンサルタント出口： 社長のご著書、『奈良の小さな会社が表参道ヒルズに店を出すまでの道のり』（日経BP社）を読ませて頂きまして、大変感銘を受けました。ご著書のタイトルにもあります、表参道ヒルズへの出店は本当に凄いことですね。 中川： お声掛けを頂いてから、3回ぐらいプレゼンがあって、「これはだめかな」と思ったこともあったのですが……。結果としては、無事出店させて頂いて、お店も好調なので本当に良かったな、と思っています。 出口： 表参道ヒルズへの出店も素晴らしいですが、このお店（『遊 中川』本店）も繁盛されていますね。平日の夕方（取材時）で、場所も決して分かりやすいとは言えない場所ですが、大変お客様が入ってらっしゃいます。 中川： おかげさまで本店も好調で、売上でも毎年130〜140％ずつ伸びています。おっしゃる通り、分かりやすい場所ではないので、ここを目指してきて頂いているということだと思
