タグ

ブックマーク / agora-web.jp (20)

  • 入国規制の緩和は「人数ありき」ではいけない

    科学・文化Information panel with Covid-19 word on it at an international airport, symbolizing the global spread of the coronavirus through global air traffic これまで外国人の入国は原則認めないという「鎖国政策」を取っていた日が、経済界や交換留学制度に大きな支障をきたしている大学関係者の要請などを受け、やっと開放への流れが出てきた。 ビジネス入国、月内に先行緩和 留学生含め1日1000人超(日経新聞2022年2月12日付) 私が日の解放方針を見て違和感を覚えるのは、まず「人数ありき」で話が進んでいることである。 私は各国の入国規制の状況についてこれまでアゴラに何度も記事を投稿してきた。最新の記事は以下のものである。 国境措置の強化はコロナ騒動

    入国規制の緩和は「人数ありき」ではいけない
    kaikaji
    kaikaji 2022/02/15
    ”防疫上の理由で外国人の入国を拒むのであれば「Q」条件、つまり検疫で入国に制限をかけるべきである。現状のように「I」条件であるビザを発給しないという方法で感染症の流入を防ぐというのは、理屈が通らない”
  • 鎖国する日本に未来はあるか

    感染状況が良好な時期にオミクロン株の発見の報を受けた日は、外国人の入国禁止措置を導入した。現在でも続けている。類似した対応をとった諸国は、あくまでも一時的な措置だったという認識で、解除をし始めている。だが現代の「鎖国」政策で内閣支持率の上昇を勝ち取った岸田首相は、「やり過ぎ」くらいの対応をとる方針を打ち出しており、次の展開への示唆はまだ示していない。 残念ながら、この「やり過ぎ」路線は、作戦行動の目標設定としては、明晰だとは言えない。疲弊している日社会に対するリスクの評価をへたうえでの目標の設定であるのか、議論が煮詰まっていない。あるいは議論がタブー視されて、回避されている。 「やり過ぎ」路線は、まず国土交通省による航空会社に対する航空券の新規予約の停止要請という形での日人の帰国禁止措置を生み出した。これは「やり過ぎ」批判を受けて、後に首相の指示で撤回された。 「やり過ぎ」路線は、次

    鎖国する日本に未来はあるか
    kaikaji
    kaikaji 2021/12/30
  • 留学生からみた日本の「水際対策の延長」 --- 李・ユハ

    私は韓国国籍で、2017年から2019年まで日の大学に留学した後、兵役のために韓国に一時帰国し、コロナ禍により兵役を除隊したにも関わらず日の大学に戻れなくなった者です。 私は当初、コロナ禍以降新しく設置された「レジデンストラック」制度を利用して2021年3月末に渡日する予定でした。そのため、日現地の住居も契約し帰国する友人から家財道具も譲ってもらうなど様々な準備を進めていました。 しかし、日国外務省に査証(VISA)を申請する際に必要な日法務省の在留資格認定証明書(CoE)を去年年末に申請し、待機していたところコロナの再拡散による当時菅政権の全世界対象外国人新規入国禁止の影響で、3月に日現地の大学に戻る予定であった私の計画は余儀なく中止されてしまいました。 最初は、当時日に発令されていた「緊急事態宣言」が解除されればすぐ入国出来ると思っていました。何故なら2021年1月13

    留学生からみた日本の「水際対策の延長」 --- 李・ユハ
    kaikaji
    kaikaji 2021/12/23
    "選挙は終了したすぐ翌日に「外国人新規入国再開」について日本の各メディアから報道され始めたということです。やっと入国出来るという安心感もありましたがあまりにも露骨的に選挙を意識していたかのような印象"
  • 国境措置の強化はコロナ騒動を長引かせるだけだ

    社会・一般Walking lonely along the moving stairway in futuristic modern airport. Motion Blur. High Contrast. Edited, Toned Colors. 日では新型コロナの感染者が少なくなり、国内では「今こそコロナ対策をやめて社会を正常化させよう」という意見も強くなってきた。ところが国境措置に関してだけは、「海外からの流入は防がないといけない」という意見が圧倒的多数派であるように感じる。 私は日および諸外国での国境措置について繰り返し「アゴラ」に寄稿してきたが、国境措置に対して継続的に情報を発信している媒体は、他にはほぼ無いのが現状である。 日入国時の隔離は当分なくならない 南アフリカで発生した「オミクロン株」に対し、世界中で国境措置の強化を行う動きがあるが、日に関していえば特に対策を

    国境措置の強化はコロナ騒動を長引かせるだけだ
    kaikaji
    kaikaji 2021/11/30
    ”いま日本への入国に際しては、飛行機搭乗前と入国時の2回検査が求められている。この2回ですり抜ける感染者が1日何人いるのか、という考え方が重要なのだ”
  • 「言い逃げ」的なネット文化を脱するために:呉座勇一氏の日文研「解職」訴訟から考える②

    IT・メディアCrowd walking down on sidewalk, concept of pedestrians, crime, society, city life そもそも呉座勇一氏の鍵付きアカウント(=彼が許可していない人には非公開)での発言内容が、最初に流出して問題になったのは2021年3月17日のことである。この日、呉座氏のアカウントのフォロワーではなかった英文学者の北村紗衣氏が、彼女を批判した呉座氏の発言(の写真)をなんらかの形で入手し、公開した(呉座氏の行為に批判的なまとめを参照されたい)。 (①はこちら) これだけならよくあるネット上の諍いだったが、その後、呉座氏が以前から(正確には1年半ほど前と見られる)アカウントのフォロワーたちとのあいだで北村氏を揶揄していたことが判明する。そうした発言(の写真)についても入手した北村氏が公開し、強く非難したことが契機となって

    「言い逃げ」的なネット文化を脱するために:呉座勇一氏の日文研「解職」訴訟から考える②
    kaikaji
    kaikaji 2021/11/05
    "問題は、日本歴史学協会の声明は誰が起草したのかすら、いまだ判然とせず、オープンレターの呼びかけ人や署名者たちからも、呉座氏の事実上の「解職」という処分をどう考えるのか、見解の表明が乏しいという事実"
  • 政治家としての三原じゅん子を侮ってはならない --- 島田 裕巳

    3月16日、参議院の予算委員会で、自由民主党の三原じゅん子議員が、質問のなかで「八紘一宇」ということばを使ったことは、ニュースでも取り上げられて、大きな話題になった。 そのとき、多くの人は、三原議員が元タレントということもあり、八紘一宇が、戦争中において、日海外進出、あるいは侵略を正当化することばとして使われたことを知らずに、それを使ったのではないかと考えたはずだ。 しかし、三原議員は、その事実を知らなかったわけではない。彼女は、3月18日に自らのブログ「夢前案内人」において、次のように述べている。 「この言葉が、戦前の日で、他国への侵略を正当化する原理やスローガンとして使われたという歴史は理解しています。侵略を正当化したいなどとも思っていません。私は、この言葉が、そのような使い方をされたことをふまえ、この言葉の当の意味を広く皆さんにお伝えしたいと考えました」 三原議員は、八紘一宇

    政治家としての三原じゅん子を侮ってはならない --- 島田 裕巳
  • それでも朝日新聞を擁護する --- 山城 良雄 : アゴラ - ライブドアブログ

    ボロクソやなぁ。いつものことながら、今回は特にひどい。これだけ豪華なコメント欄のある記事、滅多にないで。 >痛快感も無ければ無理筋(宮地 裕一郎はん:ところでミズポって何です?) >擁護というにはキレが悪く、同情しているかのよう(品場諸友はん:RT) コメントしてもらえるのはありがたいが、ワシにもヒトコト言わせてくれ……文句あるなら、アンタがしてみろ。朝日の擁護……出来るもんならやってみぃ。 完全に逆ギレやな。こういう人どっかで見たことある……思い出した、弁護士過剰で国選弁護人ばかりやってはる若いセンセや。友達やけど、ほんま荒れてはった。もう少しで、国選頼む方へ、まわらはるところやった。 >朝鮮半島に女子挺身隊はなかったので、AもBもありえない(池田信夫はん)。 1944年3月には、朝鮮でも物の挺身隊の徴用がはじまっていると当の朝日の記事にもあった。朝鮮半島での挺身隊の実態は

    それでも朝日新聞を擁護する --- 山城 良雄 : アゴラ - ライブドアブログ
    kaikaji
    kaikaji 2014/08/26
  • 敢えて朝日新聞を擁護する --- 山城 良雄

    ワシの「アエヨウ」シリーズも、何作目になるんかな。韓国の船長、ヤジの都議会議員……大きく言うたらSTAP関係も含まれるわな。そやけど、擁護されたヤツの名誉回復率は0%。かばってるのか、ホメ殺しでとどめを刺しに行ってるのかわからん。頼むから黙っててくれ、という声が聞こえてきそうや。 で、今回は朝日新聞。例の、ようわからん従軍慰安婦訂正記事。8/5朝刊の分だけでも、第一面面の「予告編」と見開き2面全部に、ほとんど活字ばかりぎっしりや。しかも、文章の出来が……ワシ、読みにくい文章書くの大好きやけど、読みにくい文章読むの大嫌いや。 その記事、サイズも内容も中途半端や。あまり予備知識のない読者にも、今回、何をどう訂正しようとしているのか分かって貰うように、「従軍慰安婦問題とは何か」と始めたのはええが、なにしろ、いろんな人が単行を出して議論しているような大きなテーマや、この記事だけ読んでも、正直、訳

    敢えて朝日新聞を擁護する --- 山城 良雄
    kaikaji
    kaikaji 2014/08/22
  • 反中反韓感情が反米感情と結合すれば袋小路

    中国韓国との関係改善は五里霧中である。中韓両国内の情勢はともかく、日国内においても、反中、反韓感情が国民の間でかつてない程高まっている。この現象は、単なる好き嫌いの次元にとどまらない。 私は、外交問題の専門家ではない。しかし、私の専門である財政の分野でも、防衛費のあり方を通じて、この現象は無視できないものとなっている。政府債務が累増し厳しい予算制約に直面している中で、緊張が高まる安全保障環境を踏まえ、防衛費をどう支出するかが重要な課題である。 特に中国北朝鮮を意識すれば、厳しい財政状況を理由に防衛費を抑制するとはけしからん、という意見は、2013年度よりも2014年度の予算編成時の方が確実に強まった、と財政の研究者として感じる。事実、2014年度政府予算案での防衛関係費は4兆8848億円と2年連続増加し、当初予算ベースでは第1次安倍内閣時(2007年度)の4兆8016億円を上回

    反中反韓感情が反米感情と結合すれば袋小路
    kaikaji
    kaikaji 2014/01/06
  • ホンマかいな温暖化 --- ヨハネス 山城

    よう晴れた夏の午後。窓を閉め切りカーテンを開け、1時間ほどしてから、この記事を20回ほど音読する。手軽に熱中症になる方法や。非常に暑苦しいと好評のワシの記事。今回は特にパワーアップや。 原発の再稼働がらみで「地球温暖化はたぶんウソやろ」と書いたら、けっこう反響があった。もう少し厳密に言うと、「地球温暖化論はたぶんウソやろ」と思う。えっ「代わり映えのせん言い直しは、学者ぶってて暑苦しい」って。放っといてくれ。 今、トレンディーな地球温暖化論は、「1)化石燃料の大量消費で、2)空気中の二酸化炭素濃度が急上昇して、3)温室効果によって、4)地球の気温が上昇して、5)さまざまな悪影響がある」という形式や。 まず1)、二酸化炭素の濃度上昇が化石燃料のせいかどうか疑問や。もしそうなら、炭素の同位体比から、かなりはっきりわかるはずやが、そういう研究を見たことが無い。 まあ、ワシは現役やないから見落として

    ホンマかいな温暖化 --- ヨハネス 山城
    kaikaji
    kaikaji 2013/07/14
  • 学校を殺す「君が代・日の丸」 --- ヨハネス 山城

    教員というのはホンマにしんどい仕事や。何しろ、子供の将来に関して責任があるからな。それに、教員というのはホンマに気楽な仕事や。何しろ、子供の将来に関して責任ととらんでええのやからな。 暑さで頭ショートしたわけではない。両方とも真実やと思う。つまり、とり切れない責任を負っているということや。 教え子に接する時、それは将来のプラスになるのか、こんな態度でええのか、考え出したらキリが無い。短期的に悪いことが……実は長期的にも悪かったりする。困ったもんや。 ある生徒にやってうまくいった(特に偶然うまくいった)ような指導を、別の生徒にしたらたいてい失敗する。こちらの不純な動機(「うまいことしたろ」)が丸見えになる。最悪は、ドラマや映画の真似。金八先生の台詞をそのまま口にして、袋だたきにあった先公、日中に山ほどおる。性根が据わってないのは、教壇に立つと丸見えになる。 ワシも以前、300人相手の授業と

    学校を殺す「君が代・日の丸」 --- ヨハネス 山城
    kaikaji
    kaikaji 2013/06/20
  • 「正しい分配」は存在するのか - 『正義のアイデア』

    正義のアイデア 著者:アマルティア セン 販売元:明石書店 (2011-12-01) 販売元:Amazon.co.jp ★★★★★ 正義論の巨匠、センの研究の集大成。格差の拡大する世界で「正しい分配」を考える人には必読書である。原著の書評をそのまま転載しておこう。 正義とか公正という概念は、経済学だけではなく哲学や政治学にとってもつまずきの石である。「格差社会」を指弾する人々は、所得分配は平等であればあるほどいいと思っているのだろうが、働いても働かなくても所得が同じになったら、誰も働かなくなるだろう。他方、所得分配を市場だけで決めて課税も福祉給付もしないと、貧富の差は非常に大きくなる。この両極端が望ましくないことは自明だが、その間のどこに「最適」の分配があるのか、という問題には理論的な答がない。 どういう分配が望ましいかを決めるには、人々の意思を集計する必要があるが、そういう集計は不可能だ

    「正しい分配」は存在するのか - 『正義のアイデア』
    kaikaji
    kaikaji 2012/10/30
  • 週刊朝日ルポ「ハシシタ」批判−差別、偏見の助長…これは言論の自由の自滅だ : アゴラ - ライブドアブログ

    OPINION 週刊朝日ルポ「ハシシタ」批判−差別、偏見の助長…これは言論の自由の自滅だ / 記事一覧 週刊朝日の表紙。販売を助けたくないのでリンクをしない 「血」による人格攻撃は許されない 10月26日号から週刊朝日(朝日新聞出版)で始まったルポライターの佐野真一氏による連載「ハシシタ」を読み、大変なショックを受けた。 ここでは橋下徹大阪市長の父、祖父が被差別部落出身と強調。それと橋下市長の行動を関連づけている。私たちの父祖、そして私たちがつくりあげてきた「言論の自由」。その獲得から68年が経過した結果、それが放埒に行使され、差別と偏見を助長する「異形のルポ」が有名週刊誌上に堂々と登場した。言論の自由を育て、民主主義を機能させようというこれまでの多くの人々の努力は何だったのか。悲しさと虚しさを感じたのだ。 問題なのは、日の恥ずべき歴史である「被差別部落問題」と、佐野氏は彼が言う

    kaikaji
    kaikaji 2012/10/18
  • 「中国、ヘビメタやめるってよ」日本の老舗バンドが中国のフェスから締め出された件

    尖閣諸島問題などをめぐり、日中関係に緊張感が走る中、ショッキングなニュースが届いた。中国で開催されるロックフェスに出演予定だった日を代表するヘビーメタルバンドLOUDNESS。しかし、日中問題悪化により、中国政府からの要請で当日、直前に出演がキャンセルになったのだ。さらに、彼らは私服公安にがっちりとマークされているという。 ロックと国際関係について考えてみる。 この件はボーカリスト二井原実氏のブログにて明らかになった。彼らは23日(木)に現地入りし、24日(金)に開催予定の貴陽音樂祭に出演予定だったのだが、当日にキャンセルになった。ご存知の方も多いかと思うが、彼らは1981年に結成して以来、かなりの初期段階から海外で活動しており、アメリカ、アジアを中心にかなりの国でライブを行なっているのだが、政治的理由でライブがキャンセルになったのは初めてだという。26日(日)には香港でもライブを行う予

    「中国、ヘビメタやめるってよ」日本の老舗バンドが中国のフェスから締め出された件
    kaikaji
    kaikaji 2012/08/25
    タイトルは釣り
  • 丹羽・中国大使更迭に就いて考える

    朝日新聞の伝える所では、丹羽・中国大使交代へ 後任は西宮・外務審議官との事である。 野田内閣は丹羽宇一郎駐中国大使(73)を今秋交代させ、後任に外務省の西宮伸一外務審議官(60)を起用する。民主党政権の「脱官僚」の目玉だった中国大使の民間起用は1代で終わる。 この更迭劇は、今後の日外交に大きな禍根を残す事になるのではないか? 丹羽大使は何も自分から手を挙げて中国大使に就任された訳ではない。民主党から請われての大使就任と記憶している。 ケチの就き始めは一昨年の「尖閣問題」であった。それにしても、この問題の対応に当った当時の民主党政権の中枢、菅前首相、仙谷官房長官そして前原外相は、「尖閣問題」に係る過去の歴史を何も知らず、典型的な「外交音痴」であり、問題を只管に悪化させただけであった。 丹羽大使が来頼みとすべき前原外相は無能で役に立たず、且つ、「一発芸」、「瞬間芸」で国民の人気を得る事にし

    丹羽・中国大使更迭に就いて考える
    kaikaji
    kaikaji 2012/08/20
  • 丸山眞男を沈黙させた謎 - 『《日本の思想》講義』

    《日の思想》講義――ネット時代に、丸山眞男を熟読する 著者:仲正 昌樹 販売元:作品社 (2012-08-09) 販売元:Amazon.co.jp ★★★☆☆ 著者もいうように、丸山は日の戦後でもっとも重要な思想家である。しかし彼は一般には「戦後民主主義」とともに終わった人と思われており、彼についての研究や論評もそういう面に片寄っている。書も『日の思想』をテキストにしたものだが、岩波新書1冊を解説しただけで「丸山を熟読する」と称するのは羊頭狗肉である。 著者が「丸山の思想」として論じているのは彼のいう「夜店」の部分だけで、もう賞味期限は尽きている。いま読んでおもしろいのは、田中久文『丸山眞男を読みなおす』が論じている「店」の部分だが、書はほとんどそれに言及していない。特に重要なのは丸山の死後に刊行された講義録だが、著者はそれを読んだ形跡もない。 丸山は70年代以降、健康を害して

    丸山眞男を沈黙させた謎 - 『《日本の思想》講義』
  • 陳光誠氏の出国事件で考えた別のこと

    この連休中、陳光誠氏の事件が米中両国政府間の大懸案となって、世界中のメディアを賑わわせている。今日4日現在、彼と家族が無事に中国を出国できるか? が注目の的になっているが、稿ではこの 「題」 から離れて、彼が山東省の自宅から単身脱出に成功した後、youtube に投稿した温家宝総理宛のビデオレターで訴えた、ある問題について書きたい。 このビデオレターは、北京在住のフリーランスライター、ふるまいよしこさんが Newsweek 日語版ウェブ上のコラム 「中国 風見鶏便り」 (「盲目の活動家、陳光誠氏の訴え」) で披露してくれた全訳で読んだ。語るも涙の訴えの中で、とくに以下のくだりが目を惹いた。 「安定維持」 経費を巡る腐敗の構造 昨年8月、彼ら (陳氏を監視・軟禁した地元の幹部) はわたしに文化大革命式の批判を行った時、こう言いました。 「お前は(以前YouTubeに発表した)ビデオで(

    陳光誠氏の出国事件で考えた別のこと
    kaikaji
    kaikaji 2012/05/04
  • 高橋洋一氏からの返信

    高橋洋一氏から返信をもらった。以下、主要部分を引用する。 なお、引用に際しては、再返信で「いただいた返信の内容をブログ記事の中で引用(公開)して、構わないでしょうか? もし支障があるようでしたら、お手数ですが、早めにお知らせ下さい。」と断りを入れておいたが、別にプライベイトなことを話しているわけではないので、問題はないはずだと考える。 ご質問の件ですが、 成長率が上がると、プライマリー収支が改善することを前提にしています。 すると、高い成長率の場合、債務残高対GDP比を減少させることも可能です。(金利>成長率でも、成長率を高くしてプライマリー収支黒字にすればそうなります) その場合、文章は少し修正して、同じ論法が適用できると考えています。 少し単純化しすぎた文章だと思いました。 これには、私が勘違いしているという指摘はないし、「少し修正して」、「少し単純化しすぎた文章だと思いました」という

    高橋洋一氏からの返信
  • 放射能に対するぼくのあいまいな態度の理由と隠蔽の独特の臭い --- モーリー・ロバートソン

    ぼくは原子力や核について、多くの人がいらいらするような言動を繰り返してきた。 その片鱗は有志によってTogetterにもまとめられている。3.11以前、2011年2月にツィッター上で坂龍一氏に上関原発の工事強硬に関する通知を受けたときには逡巡し、結局関わらないことを選んだ。 @skmt09 skmtcommmons @gjmorley モーリーどの、こっちも大変みたいよ。上関、闇夜に急襲だって。(live at http://ustre.am/tIE8) #kaminoseki ※坂氏のツィートへの直リンク また、3.11直後に欧米メディアが日の政府・メディアよりも踏み込んだ報道をしたときには、少し強めのものを翻訳して拡散した。この行為は「パニックを助長する」として強い非難を受けたので、そのまま黙って名古屋まで逃げた。しかし自国のアメリカ政府(そう、ぼくはアメリカ人であり、英語も話せ

    放射能に対するぼくのあいまいな態度の理由と隠蔽の独特の臭い --- モーリー・ロバートソン
  • バズビー氏の疑惑を暴く~全てを疑えというリテラシー --- モーリー・ロバートソン

    前回の投稿「放射能に対するぼくのあいまいな態度の理由と隠蔽の独特の臭い」に続けて、ECRR(欧州放射線リスク委員会)の科学担当委員・クリストファー・バズビー博士のサプリメント販売疑惑に接した時にぼくが取った行動を解説する。事の発端となったUKガーディアン紙の記事はこれらのリンクで読める: Post-Fukushima ‘anti-radiation’ pills condemned by scientists We need to talk about Sellafield, and a nuclear solution that ticks all our boxes 記事の大意は「低線量の放射線に被爆した場合、発癌リスクが高まる」と主張するクリストファー・バズビー博士が、日で「放射線被曝に効果がある」としてカルシウム、マグネシウムを含む高額サプリメントを販売しているというもので、「自

    バズビー氏の疑惑を暴く~全てを疑えというリテラシー --- モーリー・ロバートソン
  • 1