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  • マーク・コヤマ「ジェームズ・C・スコット“Seeing Like a State”に関する考察」(2024年7月22日)

    市場に対する過小評価を考えると、スコットの国家に対する批判も同様の問題を抱えていないだろうか、という疑問が湧く。 イェール大学の高名な政治学者、ジェームズ・C・スコットが今月(2024年7月)の19日に亡くなったという悲しいニュースが入った。 以下に掲載するのは、私が2017年に書いた書評(に少し変更を加えたもの)である。2017年はスコットの著書『反穀物の人類史』が刊行された年だ。私はこの素晴らしい著書を受けて、国家計画、農業、経済発展におけるハイモダニズム(high-modernism)への批判として名高く、私もよく学生や友人に勧めているスコットの前著、“Seeing Like a State”『国家の視点に立つ』〔未邦訳〕について再考したくなった。 『国家の視点に立つ』は、スコットの他の著書と同様、多くのリバタリアンや古典的自由主義者に広く絶賛された(こことここを見よ)。これは驚くべ

    マーク・コヤマ「ジェームズ・C・スコット“Seeing Like a State”に関する考察」(2024年7月22日)
    kaikaji
    kaikaji 2024/09/27
    "市場は均質化をもたらし得る。しかし市場のプロセスはまた、独創的な実験やイノベーションを駆動しもする。ブランドの標準化があまりに進行すれば、市場は企業家に独創的で非凡な製品を作るインセンティブを与える"
  • 【ニッポンの世界史】#37 湯浅赳男の世界史的想像力:ブローデル・梅棹忠夫・ウィットフォーゲル|みんなの世界史

    この連載は主に「戦後」の「ニッポンの世界史」を対象としているが、戦中の見逃せない議論として「京都学派」の世界史をとりあげた(その1、その2)。日を世界史のなかにどう位置付けるか。これは一筋縄ではない問題だった。東アジアを、そしてアジアの位置付けを、矛盾することなく位置付ける試みは、結局のところ成功しなかった。 失敗は戦後日に申し送りされることなく忘れ去られるが、「世界史を描きたい」という欲望は、自己イメージとも関係している。高度成長を遂げつつあった日の自己イメージの変容に合わせ、梅棹忠夫が『文明の生態史観』を世に問うた。 遅れた敗戦国日は、むしろ西欧型の歴史的発展経路に近いのであり、中国ロシアとは異なる、というものだった。似たような世界史観の変容と論争は、視野を世界に広げれば、敗戦国の東ドイツでも見られた。 その後、「日はなぜ特殊なのか」をめぐる世界史の語りは、1980年代以降

    【ニッポンの世界史】#37 湯浅赳男の世界史的想像力:ブローデル・梅棹忠夫・ウィットフォーゲル|みんなの世界史
    kaikaji
    kaikaji 2024/09/27
    "近代以降の枠組みの底流には、かつての中核・亜周辺・周辺の三層構造がしぶとく生き残っている。ゆえにこれを見据えないウォーラーステインの論には不足がある"
  • ジョセフ・ヒース「学問としてのマルクス主義はなぜ凋落したのか」(2024年9月15日)

    先日投稿した「ジョン・ロールズと西洋マルクス主義の死」(原文はここ、邦訳はここで読める)という記事が、このブログ(In Due Course – substak)に投稿してきたこれまでのどのエントリより数倍も多くの読者に読まれた。私はこの事実を突き付けられ、最近の人が何を読みたがっているのかについて、自分が根的に何も分かっていないことを認めざるを得なくなった。これほどたくさん読まれると分かっていたら、このエントリはもうちょっと違った形で、カジュアルさを落として書いていただろう。 具体的に言うと、先のエントリは、私の人生の一時期に政治哲学の分野で起こった1つの論争を説明しようとしただけだった。西洋マルクス主義の運命について全般的な説明を行おうとしていたわけではなかったのだ。そこで私が述べたのはある意味で、(少なくとも哲学者の間における)マルクス主義理論へのとどめの一撃である。だが、マルクス

    kaikaji
    kaikaji 2024/09/27
    "ヴェブレンはこの本で、誰もが完全に充足することは不可能だと指摘した。物質的消費の大部分は、集計レベルではゼロサムな結果を実現するための手段だからである(最も明らかな例は社会的ステータスだ)"
  • 中国の大型景気刺激策に厳しい見方 漂う「空砲」リスク - 日本経済新聞

    【NQNシンガポール=秋山文人】中国当局が24日以降、景気刺激策を相次いで打ち出した。金融緩和による不動産市場の支援に加え、落ち込んでいた株価の浮揚も目指す。市場の初期反応は歓迎ムード一色のようだが、ここから相場が格反転し経済が回復軌道に乗るかは疑わしい。市場からは厳しい声が聞こえてくる。当局は矢を射るがごとく刺激策を投入している。24日は中国人民銀行(中央銀行)が、市中銀行から強制的に預

    中国の大型景気刺激策に厳しい見方 漂う「空砲」リスク - 日本経済新聞
    kaikaji
    kaikaji 2024/09/27
    "一連の話を総合するとやはり財政が欠かせないという認識にたどり着く。「財政拡張計画が年初に発表されているが1〜8月でみると前年よりも政府支出が少ない。税収減を補うには現行の措置のみならず追加策が必要だ」"
  • 兵庫・斎藤元彦知事が「まさかの再出馬」へ…? そのときに登場する「ライバル候補」の名前(宮原 健太) @gendai_biz

    再出馬…? 県職員へのパワハラ疑惑や視察先からモノを貰うおねだり疑惑、プロ野球の優勝パレードに補助金を還流した疑惑など、疑惑のデパート状態となっている兵庫県の斎藤元彦知事。 知事の不祥事を告発した県職員を知事自身が主導して処分し、自死に追いやった疑いもあるなど、公益通報者保護法違反との指摘も受けており、兵庫県に留まらない全国ニュースとなって久しい。 9月19日には兵庫県議会で不信任決議案が全会一致で可決され、斎藤知事は議会を解散するか、辞職、失職をするかを近く決断する予定だが、9月24日には報道陣に「県政をしっかり改革して前に進めるためには、私は職を辞すべきではない」と語り、今後も知事を続けることに意欲を示した。 そんな斎藤知事だが、最近は地元テレビ局のニュース番組に相次ぎ出演し単独インタビューを受けるなど、露出を大幅に増やしている。 一体なぜなのか。 兵庫県の県政関係者は語る。 「斎藤知

    兵庫・斎藤元彦知事が「まさかの再出馬」へ…? そのときに登場する「ライバル候補」の名前(宮原 健太) @gendai_biz
    kaikaji
    kaikaji 2024/09/26
    "立憲民主党などの野党からは前尼崎市長の稲村和美氏を擁立する案が浮上している" "市長としての経験が豊富で、野党だけでなく自民党や公明党との関係も良好だ。知事選で戦う力は十分にあり、有力な選択肢"
  • 斎藤知事の「改革」、内実は? 肝いり3事業を検証 TVでは実績アピールしたが… 

    兵庫県議会から全会一致で不信任を突き付けられて以降、斎藤元彦知事はテレビ番組などで就任3年の実績をアピールし、「改革に取り組んできた」と主張している。知事が強調する県立大無償化事業や外郭団体の改革、県庁舎再整備計画の撤回をはじめとした行財政改革について、現状と課題を整理した。(金 慶順、大島光貴、岩崎昂志) ■県立大無償化、受益者は県内高卒の2%程度 斎藤知事が注力する「若者・Z世代支援」。その柱に掲げるのは、県立大(部・神戸市西区)と県立芸術文化観光専門職大(豊岡市)で県民の授業料を段階的に無償化する事業だ。2024年度は学部4年などが対象で、26年度までに大学院も含めた全学年に広げる方針を示している。 だが、県議会からは「受益者が限定的で公平ではない」として改善や見直しを求める声も目立つ。 県によると、23年春に県内の高校を卒業した人のうち県立大に進学したのは757人(1・8%)。2

    斎藤知事の「改革」、内実は? 肝いり3事業を検証 TVでは実績アピールしたが… 
    kaikaji
    kaikaji 2024/09/26
    "23年春に県内の高校を卒業した人のうち県立大に進学したのは757人(1.8%)。24年春も794人で議会の複数会派はより広く学生が恩恵を受けられるように「奨学金返済支援の拡充などに予算を充てるべきだ」と指摘"
  • リベラル21 戦狼外交の終焉、中国の対米外交路線は変わりつつある

    kaikaji
    kaikaji 2024/09/26
    "香山論壇への習近平主席のメッセージ、主催者の中国国防部長董軍氏の挨拶、外交部副部長などの発言には、台湾に触れたものは一切なかった。参加者の中に台湾問題を取り上げたものもあったが、中国の公式筋は控えめ"
  • https://jp.wsj.com/articles/china-pushes-on-a-stimulus-string-7bc719ca

    kaikaji
    kaikaji 2024/09/25
    "経済改革不在の下での不動産デフレという日本の経験は、不幸な出来事だった。#小泉純一郎、#安倍晋三 両氏の政権下で民間投資の自由化が進められた後でようやく、日本経済は(限定的ながら)成長軌道に戻った"
  • 中国発?沖縄めぐる不可解な記事、ネットに 教授「取材受けてない」:朝日新聞デジタル

    「反日ナショナリズムなんて言葉、一度も使ったことがない。全く見覚えのない記事です」 龍谷大学の松島泰勝教授は、記者が渡した記事のコピーを見て、開口一番に言い切った。 松島教授のもとを、記者が訪ねたの…

    中国発?沖縄めぐる不可解な記事、ネットに 教授「取材受けてない」:朝日新聞デジタル
    kaikaji
    kaikaji 2024/09/25
    "記事は基本的な問題設定が我々の考えを全然反映していない。完全なディスインフォメーション(偽情報)だ" "反日を強調することで、日本と琉球の対立を生み出そうとしているのだろうか"
  • 【独自】兵庫・斎藤知事の補助金キックバック疑惑 13金融機関の寄付額一覧を入手! | AERA dot. (アエラドット)

    9月24日、報道陣の取材に応じ、「どういう選択をするか、ほぼ固まってきました」と話す斎藤知事 この記事の写真をすべて見る 兵庫県の斎藤元彦知事の不信任案を県議会が9月19日に全員一致で可決し、斎藤知事は自ら辞職、あるいは失職するか、県議会を解散するという選択を迫られている。 【図】13金融機関の寄付額一覧表はこちら ただ、忘れてならないのは、斎藤知事が職を失う、あるいは県議会を解散しても、内部告発で明るみに出た知事や県幹部の疑惑が、すべて解明されたわけではないということだ。 内部告発された疑惑の中には刑事事件に発展する可能性があるものがある。中でも、AERA dot.が9月10日配信の記事「【独自】兵庫・斎藤知事らの補助金キックバック疑惑で金融機関幹部が重要証言『補助金と寄付はセットだった』」で報じたように、事件性が高いと言われるのが、「阪神・オリックスの優勝パレード寄付金集めのため、金融

    【独自】兵庫・斎藤知事の補助金キックバック疑惑 13金融機関の寄付額一覧を入手! | AERA dot. (アエラドット)
    kaikaji
    kaikaji 2024/09/25
    "「寄付すれば、パレードに使用する車にロゴが入るなど特典があるのですが、(パレードが終わってからの寄付なので)『何のメリットもない、カネを捨てる気なのか』と内部で声があがりました"
  • 「日米安保かNATOか?」: 自民党総裁選の埋もれた争点|Yonaha Jun

    9月27日、実質的には次の首相を決める自民党総裁選が行われる。 命だった小泉進次郎氏が失速し、石破茂・高市早苗の両氏と三つ巴だと言われる。「どの2人」が決選投票に残るかで、最後の勝者も動く。先日も論じる配信をしたけど、私は政局は趣味でないから、予想はしない。 むしろ今回の総裁選では、あまり注目されないが将来、重大事となり得る争点が出ていた。例によって、それを取り巻く「専門家」の問題行動も見られたので、そちらを記録に残しておこう。 「ヨーロッパのことばかり考えているオタク」(原文ママ)を自称する東野篤子氏が、9月10日に河野太郎候補をめぐる記事を書いている。この方は確か、以前は「ロシアの対外政策に詳しい専門家」としてウクライナ戦争を解説していたので、実は欧州オタクだと知り大いに驚いたが、その話は今回は別にいい。 記事の内容は、産経新聞が行った「河野報道」への批判だ。要約すると、 ・河野氏の

    「日米安保かNATOか?」: 自民党総裁選の埋もれた争点|Yonaha Jun
    kaikaji
    kaikaji 2024/09/25
    "もしその新NATOに日本が加わるなら、たとえば欧州の加盟国にロシアが侵攻した場合、自衛隊を派兵して防衛することになる。つまりは、有事にフルスペックの集団的自衛権を行使することが、加盟の前提となる"
  • 現代中国の対日感情はどうなっているのか? | 社会・文化 | 中国学.com

    SNS時代の民意は過激な意見を増幅させる一方で、それにとらわれない穏健で理性的な日イメージも形成されつつある。写真は江蘇省蘇州市のスクールバス襲撃事件の現場に備えられた花束。2024年6月30日(共同通信社) 2024年6月下旬、江蘇省蘇州市で日人学校通学バス襲撃事件が発生し、日人母子を助けた中国人女性が亡くなった。同月には吉林省で米国人大学教員四名が刺されるという事件も起こっていた。中国外務省はいずれの事件も「偶発的」だとして「遺憾」を表明した。ところが、同年9月18日には、今度は広東省深センの日人学校の男子児童が登校中に男に刃物で襲撃され亡くなってしまった。これらの外国人を狙ったと見られる痛ましい事件の多発は、中国社会の対外感情の悪化を示すのか。また、社会の排外主義的声と政府の抑制的態度の差異は音と建前の違いを示しているのだろうか。 稿では、言論NPOが2005年からこれま

    現代中国の対日感情はどうなっているのか? | 社会・文化 | 中国学.com
    kaikaji
    kaikaji 2024/09/25
    "中国のオピニオンリーダーは政府の代弁者と見做されない場合にのみ政策についての情報共有を促す役割を果たすという" "ネット世論は政府系メディア以外の情報源の多様化により、政府に対する不満を増加させる傾向も"
  • 中国補助金の春と共にインフレ懸念が一気に終焉 : 炭鉱のカナリア、炭鉱の龍

    先進国の製造業景況感とインフレ懸念が急速に変調している。今年の春から夏にかけての先進国製造業景況感の期間限定の盛り上がりはやや不可解なものに見えるだろう。元より強烈な金融引締め下では反発し得ないはずだったが、それが実際に起きたことで中立金利が大幅に上昇した(金融引締めがまだ効いていない)観測が持ち上がった。一方、反発の持続性も大したことなかった。これをどう解釈すべきかというと、やはりリバティ・ストリートが並べた二つのブログ記事に沿って進行していると考えるのが最もすっきりする。ブログもそれらのブログ記事を4月にセットで取り上げた。そこでは中国景気とFedの金融政策の関係について、 「どちらのシナリオが起きそうかで言うと、ブログが冒頭において"中国当局が人為的にローン・クレジットを不動産業から製造業にリアロケートしている"としているのがそれらしいとすれば、論理的には"時間差を付けて両方"とい

    中国補助金の春と共にインフレ懸念が一気に終焉 : 炭鉱のカナリア、炭鉱の龍
    kaikaji
    kaikaji 2024/09/25
    "補助金の春はすぐに限界が来た。これは昨年末に可決された補正予算が一度きりであったから当然" "財政緊縮と海外市場からの締め出しで有効需要を見つけられないため中国の鉱工業生産は8月になって大きく落ち込んだ"
  • 甘党、反骨…しかし「排除」も 「虎に翼」桂場等一郎の光と影:朝日新聞デジタル

    NHKの連続テレビ小説「虎に翼」で、独特の存在感を放つのが、俳優・松山ケンイチさんが演じる裁判官「桂場等一郎」だ。堅物でつかみどころがない印象が強いが、モデルとされる裁判官がいる。どんな人物で、何を…

    甘党、反骨…しかし「排除」も 「虎に翼」桂場等一郎の光と影:朝日新聞デジタル
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    kaikaji 2024/09/23
  • 「世界はあの頃には戻らない」 専門家が語る大国競争時代の国連論 | 毎日新聞

    インタビューに応じる「国際危機グループ」の国連担当、リチャード・ゴーワン氏=米ニューヨークで2022年11月28日、隅俊之撮影 機能不全が指摘される国連中心のグローバルシステムの「再起動」を目指す「未来サミット」が、9月22~23日に米ニューヨークの国連部で開かれる。 ウクライナ、パレスチナ、スーダンなどで続く紛争による人道危機は終わりが見えず、大国間の緊張の高まりで世界は核の軍拡競争に後戻りする瀬戸際にある。 屈指の国連ウオッチャーとして知られる在米の専門家、リチャード・ゴーワン氏が毎日新聞の取材に応じ、多国間協力の未来を楽観できない現状を詳しく解説した。【聞き手・ニューヨーク八田浩輔】 ――パレスチナ自治区ガザ地区の戦争で国連の分断は一段と深まりました。いま加盟国の指導者が未来サミットに集い、成果文書に署名する政治的な意義をどう考えますか。 ◆この数年、新型コロナウイルスへの対応、ロ

    「世界はあの頃には戻らない」 専門家が語る大国競争時代の国連論 | 毎日新聞
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    kaikaji 2024/09/23
  • 多様性という全体主義 その1 - KAZUO NAKAJIMA 間奏

    スポーツも文化も社会も「多様性」「多様性」の大合唱である。だが、前回の三島のエントリーにからめれば、三島は、「多様性」が「全体主義」と不可分であることを喝破していた。というか、三島は、基的にマイノリティー問題を「ヒューマニズム=疎外論」として「政治」利用されているだけで、それは真の問題ではないという認識をもっていた。 しかし戦後の日にとっては、真の異民族問題はありえず、在日朝鮮人問題は、国際問題でありリフュジーの問題であっても、日国民内部の問題ではありえない。これを内部の問題であるかの如く扱う一部の扱いには、明らかに政治的意図があって、先進工業国における革命主体として異民族の利用価値を認めたものに他ならない。そこには、しかし、日の民族主義との矛盾が論理的に存在するにもかかわらず、ヴェトナム戦争アメリカの黒人暴動とが、かかる「手段としての民族主義」を、ヒューマニズムの仮面の下に、正

    多様性という全体主義 その1 - KAZUO NAKAJIMA 間奏
    kaikaji
    kaikaji 2024/09/22
    ”「異民族=マイノリティー問題」を「内部」の問題として取り込もうとする「ヒューマニズム=疎外論」が「全体主義」を必然的に要請する。それは「「全体」の独占」を本質とする」本質主義=疎外論なのだ”
  • 〈中国日本人学校の男児死亡〉中国人から悲しみや怒りの声も、デジタル監視社会が進んでも再び同様の事件が起こり得る理由

    中国・広東省深セン市で2024年9月18日、日人学校に通う10歳の男子児童が登校中に刃物で刺される事件が起きた。児童は病院での治療のかいなく死亡したことが伝えられている。 シンガポール華字紙・聯合早報は近隣住民の話を元に現場の状況を報じている。児童は腹部と太ももを複数回刺され、内臓が露出しているほどの重傷を追った。血の海の中で、通りがかった通行人が心肺蘇生を試み、かたわらでは母親と見られる女性が号泣していたという。 中国人にも悲しみ、悔しさ、怒り この凄惨な事件は日社会に大きな衝撃を与えたのはもちろんのこと、中国人社会にも大きな衝撃を与えるものとなった。事件現場には多くの花が供えられている。ソーシャルメディアに掲載された写真を見ると、花には次のようなメッセージが添えられていた。 「子どもよ、許してほしい。どうか安らかに。深センのママ」 「子どもよ。安らかにお眠りください。一人の中国人よ

    〈中国日本人学校の男児死亡〉中国人から悲しみや怒りの声も、デジタル監視社会が進んでも再び同様の事件が起こり得る理由
    kaikaji
    kaikaji 2024/09/20
    "賈氏が学校で習ったのは「八年抗戦」で、1937年7月7日の盧溝橋事件から太平洋戦争終戦までの8年間が日本との戦いだった。それが今では1931年9月18日の柳条湖事件を起点とする14年間の戦いへと拡大"
  • 中国の男児刺殺「数年前から、いつ起きてもおかしくない状況」

    【読売新聞】 中国では今年、外国人が被害に遭う襲撃事件が相次いでいる。広東省深圳市で、日人学校に登校中だった男子児童(10)が中国人の男(44)に刺されて死亡した事件が起きた18日は、満州事変の発端となった「柳条湖事件」(1931

    中国の男児刺殺「数年前から、いつ起きてもおかしくない状況」
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    kaikaji 2024/09/20
    "日本人学校は邦人社会の最も弱い「関節」であり、大使館では大使直轄で対応してきた" "安全点検を見直し、ささいな事象でも毎回、中国の外務省、公安省に厳粛に申し入れ、動画の削除も求めてきた"
  • ネオ労働価値説の到来?

    技術の進化と労働」というテーマは、もう10年も前からずっと話題になっているものの、そこで取り上げられる技術が日々アップデートされることもあって、尽きることのない関心を集めている。実はそれぞれの技術がもたらす影響は異なっているかもしれないし、話題になっていない技術が水面下で僕たちの生活を変えつつあるのかもしれないのだけれど、ともあれ、注目ポイントを変えながら「今度こそ人間の仕事がなくなるのではないか」という話が繰り返されている。 目下、もっともホットな話題は「創造的な分野における生成AIの利用が奪う雇用」だろう。具体的にはイラスト生成の分野において、この問題が大きくクローズアップされている。 とりわけ重要なのが、生成AIが学習に用いるデータが、制作者の同意を得たものでない場合、そして、それによって生成されたイラストが、もとの制作物と似たようなものになる場合に、その著作権上の扱いをどうするか

    ネオ労働価値説の到来?
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    kaikaji 2024/09/17
  • 上村剛『アメリカ革命』(中公新書) 9点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

    9月14 上村剛『アメリカ革命』(中公新書) 9点 カテゴリ:政治・経済9点 アメリカ合衆国の独立は世界史の教科書などでも「独立革命」という名称で書かれています。一方、例えば、インドの独立を「インド独立革命」と記載するケースはほぼ見ません。なぜ、アメリカの独立は「革命」なのでしょうか? 書はこれを「成文憲法の制定」こそアメリカ独立革命の最大の功績とした上で、その憲法がいかにしてつくられ、そして以下に運用されて政治が定まっていったかを比較的長いスパン(ジャクソン大統領の登場あたりまで)で見ていきます。 煩雑にならないようにわかりやすく書かれていながら、それでいて今までの一般的な見方を覆す刺激的な議論が行われているのが書の特徴で、「新書らしい」新書です。 入門書としても、それなりに知識がある人が読むとしても面白い内容で、フランス革命に比べて教科書の記述としては「わかりやすい」アメリカ独立

    kaikaji
    kaikaji 2024/09/17