日差しが今日も強そうだ。 そんな風に思わせる早朝。 本当に宣言通りに来たWの車に飛び乗り、Kと私と3人で、その峠を目指す。 県境の峠であり、俗に心霊スポット等とも言われる。 て言うか、なんでそんなところにいるのか なぜ、「たすけて」なのか(て言うか普通に送信しろ!) なぜ、あの時間なのか 等々考えてもキリが無い案件ばかりを抱え、車内は例の如く「Fの悪口&不満噴出Time」に切り替わる。 「だからダメなんだよ、アイツは。」 「そうそう。どうせ手を出した女のツレがヤンキーで、連れ出されたんだろ。」 「全くだ。まぁ、外傷がなけりゃ良いけど。」 なんて適当な話をしながら、既に時間は6:00を回る。日曜の早朝。 さすがに峠付近ともなれば車通りはめっきり減ってくる。 「ちょっと俺、電話掛けてみるわ。」 とKが携帯を取り出し、電話をしてみる。 「あれ・・・・・???掛かったよ!」 マジすかッッッッ!!!