この4月から、日本社会が大きく変わる可能性が出ています。政府が出入国管理法を改正し、外国人労働者を受け入れるための新たな在留資格を二つ、設けたのです。今後5年間で34万5千人の外国人労働者を受け入れる見通しです。 この政策は、日本社会にどのような影響を与えるのでしょうか。 日本の移民文化や移民事情を伝えるウェブマガジン「ニッポン複雑紀行」の編集長で、豊富なデータをもとに日本がすでに「移民国家」となっている現実を示す『ふたつの日本ー『移民国家』の建前と現実』(講談社現代新書)を出版した望月優大さんにインタビューしました。3回の連載でご紹介します。 新たな在留資格で「単純労働者」の受け入れ開始ーー4月1日から、改正入管法が施行されました。何が変わるのでしょうか。 政府はこの言葉を直接的には使っていませんが、就労目的の、いわゆる「単純労働者」と呼ばれる非熟練・低賃金の労働力を、特にアジア諸国を中
![日本は「遅れてきた移民国家」だ 外国人労働者を巡る現実と建前 望月優大さんインタビュー](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/148c8eeeaede1d90a95437c2aaaeff875ab6bd5d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.buzzfeed.com%2Fbuzzfeed-static%2Fstatic%2F2019-05%2F16%2F22%2Fenhanced%2Fbuzzfeed-prod-web-06%2Foriginal-12154-1558061857-2.jpg%3Fcrop%3D1244%3A651%3B0%2C89%2526downsize%3D1250%3A%2A)