いまや一年中開催されるようになった音楽フェス。夏に存分に楽しんだ人もいれば、年末に行く予定の人もいるだろう。 では、夏フェスはいかにして「国民的レジャー」となったのか。なぜビジネスとして成功しているのか。新刊『夏フェス革命ー音楽が変わる、社会が変わるー』より特別公開! はじけなかった「フェス・バブル」 「CDが売れない」。ここ数年にわたって叫ばれ続けてきたこの問題は、音楽ファンのみならず社会一般に浸透してきたように思える。 日本レコード協会の発表によると、ミリオンセラーが多数生まれた1998年の6075億円をピークに、オーディオレコード(CD、アナログディスク、カセットテープ)の市場規模は大きく縮小。 引き続き魅力的な作品が多数発表されているにもかかわらず、2016年には全盛期の約4分の1となる1777億円まで落ち込んだ(音楽ビデオを加えた音楽ソフト全体
言葉に勢いがなかった1年? 「新語・流行語大賞」の発表が、今日12月1日の夕方に迫った。 今年も11月上旬に、いつものようにノミネート語が発表された。ところが1つだけ、いつもと違うことが起きた。 30のノミネート語を発表する際に、主催者側がこんなコメントを添えたのだ。 「言葉そのものに勢いがなく、低調な年と言えるのではないか。息の長い流行語も少なく、事象をそのまま直接的にとらえる言葉も多かった」 驚いた。主催者みずからが賞の盛り上がりに水を差すようなことを言って、どうするのだろう。 だが、このコメントは多くの人が薄々感じていたことを、主催者が認めたものと考えていいだろう。 それは「新語・流行語大賞」には、もう時代をとらえる力がないということだ。 ひねりのない言葉が並ぶ風景 まず、主催者は「言葉そのものに勢いがない」と言う。言葉の勢いとは、いったい何なのか。 おそらく主催者が言いたいのは、昨
日本人2人目の女性宇宙飛行士が力説「今こそ、宇宙ビジネスの好機」 30年の遅れを取り戻すには NAOKO YAMAZAKI 山崎 直子 2017.11.29 Wed 僕らが目にしたことのない、景色を見た人 空を見上げればいつもあるのに、その目で、その空間を捉えたことがあるのは、日本人では10人強しかいない。合格率数%の選抜試験をくぐり、厳しい訓練を受け、それでもわずか半年にも満たないミッションに人生を賭ける職業──それが宇宙飛行士だ。 山崎直子さんは、日本人女性2人目の宇宙飛行士として、2010年に約15日間かけて宇宙に滞在。地球へ帰還後、JAXA(宇宙航空研究開発機構)を退職してからは、内閣府宇宙政策委員会の委員として知見を伝えるだけでなく、 女子美術大学の客員教授やYAC(日本宇宙少年団)のアドバイザーなどを務め、あらゆる人々に宇宙との接点をつくっている。 すでに多くのことが、インタビ
世界と人間の謎のすべてを<道徳感情>で解き明かす――アダム・スミス『道徳感情論』の語られざる本質に迫った「頭で冷静に考えて行動する人は、なぜすぐに淘汰されるのか」の次は、ブッダと認知バイアス克服と民主主義の謎について。『道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』著者による渾身の論考です。 世界と人間の謎を解く ブッダと認知バイアス克服と民主主義という壮大なる三題噺をやらかすわけですが、たんなる大喜利ではありません。これによって、過去の科学者や思想家たちが束になっても解けなかった世界と人間の謎が、すべて解き明されてしまうことになってしまうのです。 この連載でこれまで見てきたように、人間社会で起きる悲劇はすべて<道徳感情>が引き起こす認知バイアスが元凶なのでした。そこから人類が解放されるにはどうしたらいいのか。その道を指し示すことにもなるのです。 ブッダほど偉大な存在なら、認知バイアスなんかすぐに克服し
一流になるには遺伝的素質が不可欠 どんな能力の個人差にもかなりの程度、遺伝の影響が反映している。 その割合は30~60%、遺伝と環境の影響、およそ半々と見積もってよい。それは運動でも音楽でも、学業成績でも変わらない。 個人の能力というのは、環境の影響も半分くらいあるから、教え方や努力で、ある程度実感できる程度には変わる。とりわけそれを全く知らない最初のうちは、当然のことながら学べば学んだだけ、それなりに成績は上がる。 しかし努力や訓練によって誰もがオリンピック選手になれるわけではなく、誰もがショパンコンクールに出場できるわけではないように、努力や予備校しだいで誰もが東大に入れるわけではない。 世間の一部には、運動や音楽には遺伝が関係するが、学業だけは努力次第、環境次第と思っている人もいるが、遺伝子に学業とそれ以外の才能を区別する文化的な価値観はないので、そんなのは単なる幻想にすぎない。 ど
ワーキングマザー、在宅勤務、ノマドワーカーなど、日本の働き方をめぐる議論が盛り上がっている。日本の働き方は多様化しつつあるものの、まだまだ女性にとって厳しい社会といえる。 働きながら産み育てたい女性、そして共に生きていく男性はこれからの世の中をいかに泳いでいくべきか。そして、どうすれば日本の男女は、幸せに働くことができるのか。晩婚化、少子化時代のライフプランニングについて少子化ジャーナリストの白河桃子氏と男性学の新鋭、田中俊之氏に話を聞いた。 やる気があるのに やさぐれるキャリアウーマンたち 白河:見過ごされている問題は昔と違って、働きたい女性だけでなく、働きたくない女性も全員働かないと、この先結婚も出産もないということです。働かないとこれ以上無理。何が無理かといえば結婚が無理。つまり、養える男の数がもう足りないのです。どんなに婚活しようが、女子力をつけようが、養ってほしいと思っている女性
ひくい道 そこを歩くよ わたしたち 高い土手の向こう 見たことなくても ここは退屈迎えに来て 作者: 山内マリコ出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2012/08/24メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 100回この商品を含むブログ (50件) を見る コメントで教えてもらったこの本、買った。 表紙がすごい好き。 最近のいろんなお店で起こるおバカな事件とネットの炎上のことで、いろいろ記事読んだ。 「低学歴の世界」って言葉が一番心に残った。 この言葉みた時、自分の居場所ってすとんとわかった気がした。 私はその世界にいるから。 はてなの中で感じてたなんかの違和感って、私ははてなの空気と違う「低学歴の世界」の人間だからなんだ、って思った。 私もそうだけど、私の友達もだいたい「低学歴の世界」の人間。 高校卒業してない子もいるし、義務教育の時だってまともに学校に行ってない人もいる。 私も学校
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く