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2012年6月4日のブックマーク (2件)

  • 家庭環境と読書の習慣のこと/図書館となら、できること

    少女:先生のお父様は、最初大工さんで、そのあとを修理する職人さんになられたのでしたね。 司書:ええ。 少女:お母様はどういう方ですか? 司書:元気な人です。子供たちの釣りに〈引率〉を口実に着いてきて、一番夢中になって釣りを楽しむような人でした。 少女:やっぱりが好きな方でしたか? 司書:いいえ。彼女はを読めませんでした。おそらく自分の名前以外は書くこともできなかったと思います。彼女は早くに父親を亡くして、働きに出なければならなかった母親のかわりに、弟や妹たちの世話をしなければなりませんでした。学校は好きでしたが、ほとんど通えなかったと言っていました。 少女:そうだったんですか。 司書:彼女が読むようになったのは、私の父が亡くなってからです。識字教室を探してきて、そこで読むことを学び始めました。「これでやっとお父さんの仕事を読むことができるね」と喜んでいました。もっとも父は洋古書の修繕

    家庭環境と読書の習慣のこと/図書館となら、できること
    kananaka
    kananaka 2012/06/04
    『人は自分のためだけに学ぶんじゃないの…人はね、自分の子どもたちや孫たち、会えないかもしれない未来の人たちのためにも学ぶの』自分の可能性を信じてくれるメンターとの出会いは、人生の奇跡であり宝物。
  • 藤城清治さんの影絵で楽しむ『セロ弾きのゴーシュ』 | 科学と生活のイーハトーヴ

    宮沢賢治の童話『セロ弾きのゴーシュ』が、藤城清治さんの美しい影絵で絵になりました。 これがとっても素敵で、子供も何度も繰り返して読んでいます。 これまで、わたしの中のゴーシュは、無骨で、いかつい顔立ちをしていて、その中にちょっと気の弱さを秘めているような、そんな男性でした。 でも、藤城さんの描くゴーシュは、驚くほど今どきの青年の表情をしています。そして、それがとてもぴったりくるのです。 たとえばバンドに打ち込む少年や青年たちの表情の中に、このゴーシュのような表情を見たことがあるような、そんな既視感をおぼえました。 ゴーシュが動物たちにセロを聴かせたり、合奏したりするのは、いつも夜更けから夜明け前です。 その青い光に満ちた時間の美しさといったらありません。 夏の夜、稽古で肌が汗ばむような感覚と、それを涼しいイーハトーブの風で心地よく冷やされていくような感覚を味わえるです。

    kananaka
    kananaka 2012/06/04
    ほしい。子どもがハマる前に、まず私が! しかし絵本ってプライスレスな上に、実際高価だなぁ…。