残る桜も 散る桜 膵臓がんサバイバーとなった私の10年間の記録。やってきたこと、考え方。どうすればサバイバーになれるのか。しかし、いずれ人は死ぬ。良寛さんの辞世の句「散る桜 残る桜も 散る桜」よろしく、桜もいつかは散ります。 「今ここに」を生き、できうれば「百まで生きて、がんで死」ねれば本望です。 がん患者にとって、代替療法は大きな関心事です。なぜか? 理由のひとつは、現在医学の標準治療では治らないがんが多いということです。以前に比べて手術で治るがんが増えてきたとはいえ、再発・遠隔転移したがん、手術不能のがんでは抗がん剤・放射線治療は所詮は延命治療であり、完全治癒を目指すものではないことを、今では多くのがん患者が知るようになったからでしょう。もうひとつには、治療を医者任せにするのではなく、自分にも何かができるはずだと考えるがん患者が増えてきた。その何かとは?自分にできることはと考えていくと