タグ

ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (12)

  • 比較検討:『母がしんどい』と『毒親育ち』 - シロクマの屑籠

    母がしんどい 作者: 田房永子出版社/メーカー: 新人物往来社発売日: 2012/03/24メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 10人 クリック: 144回この商品を含むブログ (33件) を見る毒親育ち 作者: 松耳子出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2013/04/18メディア: 単行この商品を含むブログ (4件) を見る 毒親――この、どこまでも重いテーマを扱った作品はいろいろあるけれど、漫画は、そういう毒親を表現するメディアとしてバランスが取れているんじゃないか……と思う。少なくとも『母がしんどい』『毒親育ち』は、そういう風に思わせてくれる。もし活字で表現したら窒息しちゃうんじゃないかと思うような内容を、これらの“毒親漫画”は漫画作品として巧みに成立させている。息が詰まりそうでも、ユーモアでどうにか息継ぎが続くというか。 両作品は、1.「児童相談所に通報される手前ぐらい

    比較検討:『母がしんどい』と『毒親育ち』 - シロクマの屑籠
    kananaka
    kananaka 2013/12/12
    夫婦親子家族は最も身近なホラーなのに何故みな解らないのか、と思って生きてきたが、自分の家族を持ってみて、大分その感覚が和らいだ。相手によるのは勿論だけど、主体性の有無の影響も大きいのだろうなと。
  • 私が中高生のネット依存をヤバいと思う理由 - シロクマの屑籠

    ネット依存の中高生、国内に51万人 厚労省推計 :日経済新聞 厚労省の研究から「中高生のネット依存者が推計52万人」という数字が出た。私はインターネットは学齢期からやっても構わない、むしろやるべきだと思っていたクチなので、この数字には衝撃を受けた。 文部科学省『学校基調査』(H24年)によれば、現代の中高生の総数は約690万人ぐらいなので、10人に1人弱、30人ちょっとのクラスで3人がネット依存に陥っている勘定になる。「クラスで大体3人がネット依存」と書き直してみると、さほど違和感のない数字のような気もしなくもない。が、頻度としては高すぎる。 参考までにアルコール依存症と比較してみると、2004年時点の厚労省の推計によれば*1、アルコール依存症は80万人、依存症疑いを含めて520万人程度と推計される。日の飲酒人口は推計6000〜7000万人らしいので、「疑い」も含めるなら飲酒人口のう

    私が中高生のネット依存をヤバいと思う理由 - シロクマの屑籠
    kananaka
    kananaka 2013/08/04
    自分は23時からのテレホタイムからが勝負だった時代の方が、依存度が高かった。あれは自律が効かない若さのせいだけじゃなく、「今だけの特別価格!」で財布の紐緩める奴の典型(しかもそれを毎晩><)。
  • 大半のお年寄りは「若いのに迷惑をかけたくない」と思っているのに…… - シロクマの屑籠

    404 Blog Not Found:備忘録 - そもそもなぜ老は敬われてきたのか 「お年寄りを見殺そう」という第三極の政治勢力: やまもといちろうBLOG(ブログ) 最近、真面目そうな顔写真が入ってイメージチェンジした『やまもといちろうblog』と、アルファブロガーの小飼弾さんの『404 Blog Not Found』に、リンク先のようなディスカッションが出てきました。twitter等でたくさんの意見が寄せられているのを観るにつけても、そろそろ時代の潮目なのかな、と思わずにはいられません。昨今の高齢化・少子化を巡る情勢や時代の閉塞感を思うにつけても、「お年寄りどころじゃない。それより子育てを。未来を。」的な意識が高まってくるのは当然といえば当然でしょう。 もちろん私も、そういった話題に強い関心を持っていますし、そういう目線でメディアを眺めています。また、こうした社会全体の【お年寄り/子育

    大半のお年寄りは「若いのに迷惑をかけたくない」と思っているのに…… - シロクマの屑籠
    kananaka
    kananaka 2012/06/27
    『一人一人のお年寄りの「若いのに迷惑をかけたくない」という思いが、マクロな社会レベルでは、若い世代を圧迫する政治決定や施策に』介護と育児を同時にしてると、この社会的矛盾が自身の内に容易に見出せてしまう
  • 目に見えにくい、子どもの“読書格差” - シロクマの屑籠

    生涯所得を数千万円変える“当の”情報格差/若者よ書を求め街へ出よ? - デマこい! リンク先は、子ども時代の蔵書数と情報格差についての記事で、面白かった。 「子ども時代の蔵書数」が生涯所得と相関するのかどうかは知らないけれど、脳が急成長している時期にどんな体験をするかによって、子どもの能力獲得と素養の伸びしろが左右されるだろう、とは推定したくなる。 ところで、子ども時代の「読書」ってどんな体験だろうか。 人は、「読書」を「一人で黙ってを読むこと」だと思いがちだ。大人の目線で考える場合はそれで間違っていないし、だったら「蔵書数が多ければそれで良し」ということにもなろう。しかしリンク先の文章が対象にしているような、子ども時代の「読書」について考える際には、そういう捉え方では足りない。ここでは、子ども時代の「読書」がどういう体験なのかを踏まえたうえで、“読書格差”について考えてみる。 三種類

    目に見えにくい、子どもの“読書格差” - シロクマの屑籠
    kananaka
    kananaka 2012/06/05
    私の読書は親でなく弟と。今日から黙読しろと言い渡された当初は本を嫌いになりかけた。今も一人の時は音読する。「朝、食堂でスウプを一さじ」「がりりと噛んだトパアズ色の香気」目だけで読むのじゃ物足りん。
  • あなたのネット仲間は、五年後も一緒にいてくれそうな人ですか? - シロクマの屑籠

    インターネット上でのコミュニケーションを、「今日は誰々が面白いことを言った」「今日はtwitterでこんなにリツイートされた」といった賑やかさのうちに過ごしている人は多いと思います。誰の文章を読むのか・誰に対してreplyを送るのかを決めるにあたって、「今、面白い事を言った人」「今、私の承認欲求を充たしてくれる人」「今、私が興味を持っているコンテンツの話をしている人」などを評価基準に選んでいる人も多いでしょう。 でも、そんな「今」という評価基準だけでネットコミュニケーションしてもいいんでしょうかね? ここで、ちょっと違った角度で、あなたが今ネットコミュニケーションしている相手について思考実験してみてください;その人は、五年後もあなたに面白いことを呟いてくれる人でしょうか?五年後も仲良く意見交換していそうな相手でしょうか?それとも人気作品についての情報交換が終わったら「コンテンツの切れ目が縁

    あなたのネット仲間は、五年後も一緒にいてくれそうな人ですか? - シロクマの屑籠
    kananaka
    kananaka 2012/05/26
    リアルもネットも続く人とは続く。綺麗な月夜、近所のボス猫、季節の花に食材、渡り鳥見る度、今頃彼は彼女は写真撮ってるかな食ってるかな笑ってるかな、と思う。多分一生。それだけで十分、私には。
  • 街で、ものすごいクレーマーを見た。 - シロクマの屑籠

    http://ulog.cc/a/fromdusktildawn/11523 上記リンク先を読んだ直後、たまたま街で凄いクレーマーを見かけてびっくりした。会話から察するに、何かの契約内容にクレームをつけているらしかったが、クレーマーの言動があまりに強烈すぎて、見ているだけでしんどかった。対応した店員は、たぶん今日一日グロッキーだろう。 クレーマー「お前が説明しなかったから頭に来てるんだよ!」 店員「契約の内容については、事前に説明しました。これが、署名の写しです」 クレーマー「そんなのマトモに読んでるわけないだろ!私も忙しいんだから!(激怒)」 店員「では、説明を受けた事実は確かなんですね」 クレーマー「お前、私のこと馬鹿だと見下してるだろう!頭に来た!(さらに激怒)」 うわぁ……こんな人、当にいるんだ……。 クレーム対応という次元で見れば、店員側にも非があるかもしれない。「もっと上手い

    街で、ものすごいクレーマーを見た。 - シロクマの屑籠
    kananaka
    kananaka 2011/12/04
    ごり押しすれば譲歩する前例や、若い女性客には横柄で、年齢のいった男性客には態度を変える店側の体質も、重戦車クレーマーをのさばらせている気がする。特に後者は年齢差のあるツレを持って痛感してる。
  • “お金に困っている人は、えてしてお金がかかる” - シロクマの屑籠

    精神保健福祉の分野では、精神科医はわりと脇役で、社会復帰や自立支援にかかわる職種(市役所の福祉課職員、保健師、精神保健福祉士、民生委員 など。ときには警察官や弁護士も)がメインとなって連携が成立している。そうした、他職種の人達とお金の問題をディスカッションしている時に、ふと右のようなことを思うことがある。――「お金に困っている人は、えてしてお金がかかる」んじゃないか――と。 どういうことかというと、生活費が入ると右から左へ全部使ってしまう人や、いわゆる“やりくり”が出来ないというより“やりくり”が完全に欠落しているような人が、精神医療の内側にも、精神医療の外側にも、どうやらそれなりの確率で混じっているっぽいからだ。 1.買い物をする際に、金銭の節約という概念が無い。欲しいと思ったら我慢せずに買ってしまう。放っておけば、一ヶ月の収入の大半をたちまち使い果たしてしまう。 2.生活技能・生活感覚

    “お金に困っている人は、えてしてお金がかかる” - シロクマの屑籠
    kananaka
    kananaka 2011/06/13
    『金銭管理のできない人の支援」というテーマは…自己選択の制限とも表裏一体』身内の介護で本当に悩ましい問題。使込むだけでなく、近所に配り回る。永遠に噛合う事のない彼女の論理を前に立ちすくむばかり。
  • あなたは誰かを幸せにしたいと願ったことはありますか? - シロクマの屑籠

    巷では、婚活テクニックだの、モテる女子力を磨く為のナントカだの、小手先のテクニックが耳目を集めていますが、結婚恋愛について勘違いをしている人が増えているように最近思います。 どこもかしこも「いい男(いい女)をゲットするための how to」ばかり。自分を幸せにしてくれる白馬の王子様やお姫様に出会ったら、後は幸福が待っているとでもいうのでしょうか?でも、これって根的なところでおかしくありませんか? 「あなたは誰かを幸せにしたいと願ったことはありますか?」 恋愛にしても、結婚にしても、異性に幸せにしてもらうものじゃないでしょう。お互いに助け合って、お互いを幸せにしようという気持ちがなければ、どんなに良い異性に出会ったって幸せは長続きするモンじゃありません。にも関わらず、ある種の算盤勘定もたくましく、「イケメンが欲しい」だの「かわいい彼女が欲しい」だの…異性を“釣る”ことばかり考えて、“釣っ

    あなたは誰かを幸せにしたいと願ったことはありますか? - シロクマの屑籠
    kananaka
    kananaka 2011/05/28
    『「誰かと幸福を一緒に作っていこうという気持ち」は、メディア上ではあまり言及されません』ソレされたら「つながろう日本」のキャッチの気色悪さに通じるモンが。マニュアル化されてないのは最後の良心なのかも。
  • 「安心」を買い漁る人々 - シロクマの屑籠

    余震も大分おさまって日常生活が戻ってきた矢先、近所のスーパーマーケットで物凄い光景に出くわした。 レジに行列をつくっている人は、皆が皆、ショッピングカートに水のペットボトルやトイレットペーパーを積んでいる。売り場に行ってみると、案の定、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、カップ麺、缶詰がゴッソリ無くなっていて、売り場が空っぽになっていた。保存性のありそうなべ物――レトルト品など――も、今まで見たことが無いほど品薄になっている。鮮魚コーナーには甘鯛やカレイなどがいつも通り並んでいるだけに、不思議な光景だった。 ショッピングカートには「安心」がどっさり ところで、インフラも流通もしっかり動いている状況下で、非常や水をドッサリ買い込むことに実質的な意味がどれほどあるだろうか?余震もなくなった地方の場合、このタイミングで非常や水を買い漁る必要性はあまり無いような気がする*1。「未来の災

    「安心」を買い漁る人々 - シロクマの屑籠
    kananaka
    kananaka 2011/03/16
    物がないのではなくなくなっていく様子が、何も出来ないでなく自分だけ何もしないでいる事が、温ま湯の蛙心理の逆でゆっくり息の根を止められていくような恐怖を呼ぶ。都会だけじゃない、当地の店もスタンドも空っぽ
  • 「歳の取り方」が分からなくなった社会 - シロクマの屑籠

    テレビをつけても、街を歩いても、「若さを保つためのテクニック」が溢れている。けれども「歳の取り方」はあまり目にすることが無いし、「歳を取る」ということを肯定的に教えてくれる人にもなかなか出会わない。「歳の取り方」は、いつ、どこで、誰から教わればいいのか?そう考えた時、自分が即座に答えられないことに気付く。 「歳の取り方」のロールモデルは何処へ? ここでいう「歳の取り方」というのは、生物学的な加齢現象のことではなく、心理・社会的な意味での「歳の取り方」だ。 人間は、まっすぐ一様に老けていくわけではない。社会経験や立場、人間関係のなかで、心の持ちようや振る舞いを年代ごとに変えていく生き物だ。世話される立場から世話する立場へ・教わる立場から教える立場へ……といったように、自分の立場をギアチェンジしながら世代を紡いでいく。少なくとも、かつてはそうだった筈だ。 ところが、今は、「歳の取り方」のお手

    「歳の取り方」が分からなくなった社会 - シロクマの屑籠
    kananaka
    kananaka 2011/01/07
    『「歳の取り方」なんぞくそくらえ』世代を見て育つ若者が増えれば、それが新しいロールモデルになるのでは? 『分からなくなった』のは、聖子ちゃんを装う社会や人間の表層しか見ていない若年世代の問題でもある。
  • 「おひとりさま」というトレンドの終わり - シロクマの屑籠

    夫婦で年収600万円をめざす! 二人で時代を生き抜くお金管理術 作者: 花輪陽子出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 2010/06/16メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 10人 クリック: 394回この商品を含むブログ (23件) を見る 上記のを読んでみて、ああ、「おひとりさま」の時代はもう終わるんだなと改めて感じた。少なくともトレンドではあり得ないんだろうな、と。 そもそも、人生を独りでやっていこうというスタイルが無理すぎる。たぶん、ファイナルファンタジー11のようなネットゲームをソロプレイでやるより厳しかろう。「おひとりさま」で生きていくということ=“家事も金銭も情緒もスタンドアロンにやっていく”って事なのだから。色々しんどかったり非効率的になったりするのは避けられない。 ごく最近まで、ホモ・サピエンスは独りで生きるのが著しく困難だった。狩猟採集社

    「おひとりさま」というトレンドの終わり - シロクマの屑籠
    kananaka
    kananaka 2011/01/05
    興味深かった。ただ、同じ一人身も若者と高齢者で様相は異なるだろう。たとえ孤独を畏れ夫婦(家族)へ回帰しても最後は人間また一人。そのとき「おひとりさま」に揶揄を込めず受容れる社会であってほしい。
  • 褒められ慣れていない人の悲劇

    よく“褒めるのは難しい”といいますが、実は“褒められるのもけっこう難しい”っていう話。 上司に評価された時。 誰かに好きだと言われた時。 ありがとうと言って貰えた時。 「べっ別に、あ、あんたなんかに評価されたくて、やったんじゃないんだからね!」 と自己弁解したくなってしまう人や、黙って俯いて赤くなっている人って、巷にも案外いるんですよ。なんというか、褒められたら情緒的にパニクってしまったり、いたたまれなくなってしまう人。 これがアニメに出てくるキャラクターなら、かわいいツンデレですねで済む話ですが、現実の人間の場合、褒められるたびにパニクっているようでは大きなハンディになってしまいます。褒められてもモチベーションが確保できないどころか、やがて、褒められるのを避けるべく屈折したパーソナリティを身につけてしまうかもしれません。 「褒められたら、褒められた分だけモチベーションが得られる」ってやつ

    褒められ慣れていない人の悲劇
  • 1