(2015年6月2日更新) 概要: 「だいち2号」搭載PALSAR-2(パルサー2)により2015年5月29日、6月1日に口永良部島の観測を実施した。 噴火によると見られる火口の地形の変化が認められた。 火口の周辺部でも、降灰や火砕流などによる地表の状態の変化が見られる。 5月29日午前10時頃(日本時間、以下同じ)に爆発的な噴火が発生した口永良部島新岳について、JAXAは、内閣府、気象庁、国交省九州地整等政府関係機関からの要請により、同日12時54分頃に「だいち2号」(ALOS-2)による緊急観測を行い、データを提供しました。 JAXAは内閣府との協定に基づき、日本国内で災害が発生した場合、災害状況の把握を目的として「だいち2号」の観測データを防災関係機関に提供する取り決めを結んでおり、今回の緊急観測もそれに基づいて行われました。 なお、防災関係機関へのデータの提供に併せて、JAXA地球
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概要: 「だいち2号」の2015年4月26日観測画像から大規模な崩落範囲の抽出を試みた。 代表的なヒマラヤのトレッキングルートの一つであるランタン村の崩落状況を確認した。 崩落の規模は幅約1500m、長さ約700mにわたることが分かった。 得られた情報は防災対応関係機関へ提供しています。 2015年4月25日 (現地時刻) にネパールで発生した地震について、宇宙航空研究開発機構 (以下、JAXA) はセンチネル・アジアや国際災害チャータ等の緊急観測要請に基づき、2015年4月26日16時2分頃(日本標準時)に陸域観測技術衛星「だいち2号」(ALOS-2) 搭載のLバンド合成開口レーダ (PALSAR-2;パルサー2) による観測を行いました。 図1は今回のPALSAR-2観測画像(高分解能モード;分解能3m;HH偏波)の一部を拡大したもので、代表的なトレッキング・登山ルートの一つであるラン
概要: 「だいち2号」でネパール東部を観測し、地震による地殻変動の抽出を試みた。 地殻変動が、震源から東南東約170kmにまでおよんだことを検知した。 断層付近の南側では衛星へ近づく向き、北側では遠ざかる向きの変動が検知された。 2015年4月25日 (現地時刻) にネパールで発生した地震について、宇宙航空研究開発機構 (以下、JAXA) はセンチネル・アジアや国際災害チャータ等の緊急観測要請に基づき、陸域観測技術衛星「だいち2号」(ALOS-2) 搭載のLバンド合成開口レーダ (PALSAR-2;パルサー2) による観測を実施しています。 今回は、地震後(4月28日)および地震前(3月31日)に観測された広域観測モード(観測幅350km)のデータを干渉解析し、地震に伴う地殻変動の検出を試みました。PALSAR-2では新たに、毎回の観測のタイミングを高精度に合わせることで広域観測モードにも
株式会社NTTドコモ関西支社(以下、ドコモ関西支社)は、南海トラフ巨大地震での津波による想定被災エリア1において、基地局の基盤を強化して有事の際も通信を確保する災害対策を2015年3月20日(金曜)に完了しました。 南海トラフ巨大地震が発生すると、沿岸部などでは津波による浸水被害などが想定されます。その津波により基地局の伝送路が断線、電力供給が途絶え通信が確保できないなどの被害を受ける可能性がありますが、直接的な被害2を受けないと想定される合計35局(大阪府5局、兵庫県16局、和歌山県14局)の基地局の基盤を強化することで、有事の際も想定被災エリアでご利用いただいている約96%3のお客様の通信を確保することが可能となりました。
リコーはこのほど、東日本大震災の津波で失われた写真をデジタル化し、被災者に取り戻してもらう「セーブ・ザ・メモリープロジェクト」で、活動を開始した2011年8月からの4年間累計で約42万枚の写真をデジタル化し、うち約9万枚を返却できたと発表した。 被災地で見つかって回収された写真を洗浄し、複合機でデジタル化してクラウド上に保管して提供するプロジェクト。被災地5カ所の「自治体写真センター」のPCで被災者に検索してもらい、原本データとともに持ち主に渡してきた。5カ所の写真センターの合計返却率21.5%、最も多く返却できたセンターは58.8%だった。 同社はこの活動で開発したプログラムや担当スタッフの気づきなど、活動を通じて得たノウハウを包括した「活動の記録」をWebサイト上に公開した。災害時に限らず、他に用途があれば活用してほしいとしている。
NTTドコモ関西支社は10月14日から16日にかけて、災害発生時の設備復旧を想定した総合訓練を実施。移動基地局を使った臨時エリアの構築や、電力バックアップを実際に行う様子を報道陣に公開した。またこの訓練を前に、NTTドコモ 関西支社 ネットワーク部長 松村祐一氏から、ドコモや関西支社の災害対策が解説された。 ドコモの災害対策と南海トラフ巨大地震に備えたネットワーク作り ドコモは、災害時に通信を確保する手段として、全国で「大ゾーン方式の基地局」を導入している。これは、1つの基地局で「半径7キロメートルぐらいの比較的広いエリアをカバーする」ことを目的としたもの。全国で104カ所設置されており、訓練が行われた関西支社が管轄する地域では14カ所に置かれている。 また、災害時には、仮に基地局が倒壊していなくても、それをネットワークにつなぐケーブルが断線してしまうおそれもある。その対策として、衛星エン
2014年9月27日午前11時53分頃(日本標準時、以下同様)、長野県と岐阜県の県境に位置する御嶽山(おんたけさん)が噴火しました。 宇宙航空研究開発機構 (以下、JAXA) は、陸域観測技術衛星「だいち2号」(ALOS-2) 搭載のLバンド合成開口レーダ (PALSAR-2;パルサー2) を用いて、2014年9月27日より連日、御嶽山を観測しています。 2014年9月29日の観測は、2014年8月18日の軌道を42日後に通ったものであり、これらから差分干渉処理を行いました。 図1に、御嶽山を含む約50km四方の干渉処理結果を示します。特に山頂を含む6km四方の領域について、変動結果とPALSAR-2画像を重ね合わせ表示したものを図2に示します。これらは42日間の地形の変化(衛星と地表の距離の変化)を色で示したもので、変化の無いところは黄緑色にしています。なお、色の変化は全てが地形の変化と
2014年9月27日午前11時53分頃(日本標準時、以下同様)、長野県と岐阜県の県境に位置する御嶽山(おんたけさん)が噴火しました。 宇宙航空研究開発機構 (以下、JAXA) は、2014年9月27日から9月28日にかけて、陸域観測技術衛星「だいち2号」(ALOS-2) 搭載のLバンド合成開口レーダ (PALSAR-2;パルサー2) を用いて、合計3回、御嶽山を観測いたしました。ALOS-2は8月上旬より定常観測を開始していることから、当山に対する噴火前の画像を取得しており、それとの比較を通して今回の噴火に関する火山の状況や変化について観測しました。表1にこれまでに取得した観測画像を示します。以下では特に、1)噴火前後で見られた山体の変化、2)火山灰堆積に伴うレーダー画像の明るさの変化と堆積場所について解析しました。 図1に、今回の解析で用いた観測画像の範囲を示します(噴火前(8月18日)
2014年9月27日午前11時53分頃(日本標準時、以下同様)、長野県と岐阜県の県境に位置する御嶽山(おんたけさん)が噴火しました。 宇宙航空研究開発機構 (以下、JAXA) は、2014年9月27日から10月2日にかけて、陸域観測技術衛星「だいち2号」(ALOS-2) 搭載のLバンド合成開口レーダ (PALSAR-2;パルサー2) を用いて、合計5回、御嶽山を観測いたしました。以下に、10月2日(本日)の観測結果を示します。本日の観測は、御嶽山を西側から32度の入射角で見下ろしたもので、地獄谷の谷壁の状況をこれまで以上に詳細に観測することができました(図3参照)。 図1に、PALSAR-2による観測範囲(赤枠)と「だいち2号」の軌道(青線)を示します。
2014年9月27日午前11時53分頃(日本標準時、以下同様)、長野県と岐阜県の県境に位置する御嶽山(おんたけさん)が噴火しました。 宇宙航空研究開発機構 (以下、JAXA) は、2014年9月30日に航空機搭載Lバンド合成開口レーダ(Pi-SAR-L2) ※1 を用い、複数の飛行方向と入射角で合計6回、高度13000mから御嶽山を観測しました。今回注目したのは地獄谷に現れた火孔群です。まず、図1にPi-SAR-L2画像とそれと同じ方向から撮影した航空機写真を示します。山頂から地獄谷にかけた場所を南から見たもので、谷内の構造が把握できます。
平成26年9月30日 宇宙航空研究開発機構 地球観測衛星がとらえた御嶽山噴火 平成26年9月27日11時52分、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山が噴火しました。JAXAでは、地球観測衛星等を用いて、噴火の様子と影響を観測しています。 ■だいち2号が観測した地表の変化の様子(平成26年9月30日21時更新) だいちのデータから作成した地形データに、2014年9月29日23時59分頃に観測しただいち2号の画像を重ね合わせた御嶽山の鳥瞰図の動画です。 また、だいち2号は、8月上旬から定常観測を開始しており、御嶽山の噴火前の画像を取得していました。噴火前後の比較を通して,今回の噴火に関する火山の状況や変化について観測しました。 御嶽山山頂付近に発生した窪地の様子 御嶽山全景と山頂付近に発生した窪地の様子 観測についての詳細は、以下のページに掲載しています。 MODIS「だいち2号」による
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、平成26年5月に打ち上げた陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)により、9月27日に噴火した御嶽山の緊急観測を行い、噴火により発生した窪みや降灰堆積の様子を捉えました。(別紙図1、図2参照) 観測は、JAXAと防災関連機関との間の、災害に関する衛星情報提供協力の枠組みにより、火山噴火予知連絡会(事務局:気象庁)及び内閣府(防災担当)からの要請により行い、取得したデータを噴火前後の地形変化や降灰状況の確認などのために提供しました。 JAXAでは引き続き防災関連機関と連携しながら、御嶽山の観測を継続する計画です。 図1は御嶽山の山頂付近を「だいち2号」に搭載されたLバンド合成開口レーダ(PALSAR-2)で、噴火が発生する前の先月8月18日に観測した画像(右)と、噴火後の9月29日に観測した画像(左)の比較になります。PALSAR-2はLバンド(
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