京急線平和島駅にほど近いマンション。かつて車の入出庫に使われていた大型エレベーターで地下に降りると、異様な光景が広がっていた。約260平方メートルのフロアに高さ2メートル、7段の棚が12基並ぶ。それぞれの段では、トレーにぎっしり植え込まれた野菜の新芽が、植物の育成を促すピンク色のライトを浴びていた。 品目はミズナ、カラシナ、ヒマワリ、パクチーなど20種類。屋内栽培で主流の水耕栽培ではなく、あえて衛生管理が難しい土耕で育てている。種をまいて6~30日ほどの「マイクロハーブ」の段階で収穫。村田さんは「水耕より味が濃く、野菜本来の香りも凝縮されている」と胸を張る。
