(CNN) ロシア軍に制圧されたウクライナ東部要衝セベロドネツクの軍政トップ、オレクサンドル・ストリュク氏は8日、市内の人道状況は近いうちに「壊滅的」になると警鐘を鳴らした。 ストリュク氏によると、市のインフラの大半は復旧が不可能な状態で、とくに衛生状況が劣悪だという。ポンプ場などに加え、下水を集める装置も著しく損傷している。 ロシア軍は数カ月に及んだ戦闘の末、6月下旬にセベロドネツクを制圧した。 ストリュク氏はまた、住宅の9割が損傷し、6割は解体と再建が必要な状況だと説明。高層ビルの多くは一から建て直す必要があるとの見方を示した。