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ブックマーク / lansen.hatenadiary.org (9)

  • (1) - Lansenの現実逃避日記

    「NANDフラッシュを利用した製品には寿命がある」という記述はあちこちで見かけますが、具体的に"寿命"とは何なのかという点についての詳しい説明は少ないのが現状です。…というより、今まで不勉強で僕がよく分かってなかったので、最近調べた内容について記しておきます。 SSDはどうなったら使えなくなる? SSDの寿命が尽きた状態とは、SSD内の予備領域が払底した状態を指します。 SSDをはじめとしたNANDフラッシュを利用するストレージには、必ず「予備領域」が設けられています。後述するように、SSDUSBメモリなどのコントローラは、ビットエラーが多数発生したセクタを含むブロックを"不良ブロック"とみなし"無効化"します。このとき、OSから認識されるストレージの容量が減ってしまうと困ったことになります。そこで、コントローラは、予備領域からブロックを補填することで、額面の容量が減らないようにしていま

    (1) - Lansenの現実逃避日記
    kaorun
    kaorun 2010/04/19
  • Windows 7のSSD対応に関するまとめ - Lansenの現実逃避日記

    今回の記事では、Windows 7のSSD対応の内容についてまとめておきます。 Windows 7がどのようにSSDを認識するのか、SSDと認識されたドライブに対して何が行われるかについては、"Engineering Windows 7"Blogの日語翻訳版の記事に詳しく記されています。 それによると、Windows 7は以下の2通りの方法でSSDを認識しているようです。 IDENTIFY DEVICE dataのWord 217の値が1 (参考:ATA8-ACS仕様書) ランダムリード性能が8MB/s以上 前者の条件を満たすSSDは、CrystalDiskInfoで"回転数"の項目が"----(SSD)"と表示されます。この規格は策定されたのがつい最近であり、やや古いSSDでは対応していません。そのため、後者の条件を付け加えることにより、すべてのSSDを正しく認識できるようにしていると

    Windows 7のSSD対応に関するまとめ - Lansenの現実逃避日記
  • SSDに関する小ネタ集 - Lansenの現実逃避日記

    一つのエントリにするには細かい話題がいくつかたまっているので、まとめて掲載してみます。 AS SSD Benchmarkの紹介 SSD専用を謳う新しいベンチマークソフト、AS SSD Benchmarkが公開されています。もともとはドイツ語のソフトでしたが、最近のバージョンでは英語表示が可能になりました。 ベンチマークの方向性としては、CrystalDiskMarkと同様の数クリックで結果が出てくるお手軽路線です。メインのテスト内容は、シーケンシャル、4kランダム(QueueDepth=1)、4Kランダム(QueueDepth=64)、アクセスタイム測定の4種類で、それらの値を元にスコアを算出してくれます。また、コピー速度測定モードもあります。 CrystalDiskMarkとの違いとしては、テスト回数が1回のみ、テストサイズが1GB限定(QD=64のテストでは16MB)になっている点です

    SSDに関する小ネタ集 - Lansenの現実逃避日記
    kaorun
    kaorun 2009/09/28
    samsung SSDの新ファームウェアによるAuto-Trimなどについて。
  • "Process Hacker"を使ってSSDの寿命を縮めているアプリケーションをチェック - Lansenの現実逃避日記

    (注)"Process Hacker"の"I/O"にはディスクへのI/Oだけではなく、プロセス間通信なども含まれているようです。そのため、下記の方法では正確なディスクへのI/Oを調べることはできませんでした。例えば下記の例では、HDDLedはディスクへのアクセスを行っていません。詳細はコメント欄に記してあります。 Process Hackerというソフトを使うと、現在起動中のアプリケーションやサービスのI/Oの状態を調べることができます。というわけで、このソフトを用いてSSDに頻繁に書き込みを行っているソフトを調べてみました。なお、ソフトの具体的な使い方については、GIGAZINEの記事が非常に参考になります。また、日語版 by rikuさんにおいて、日語化パッチが配布されています。 下のJSMonitorのスクリーンショットは、システムドライブとして使用中のK5-64のものです。 明

    "Process Hacker"を使ってSSDの寿命を縮めているアプリケーションをチェック - Lansenの現実逃避日記
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    kaorun 2009/09/06
  • USBメモリ詐欺とNANDフラッシュの価格について - Lansenの現実逃避日記

    最近、USBメモリの容量を詐称した詐欺製品が出回っているようです。実際には数GBのNANDフラッシュしか搭載していないにもかかわらず、より多くのアドレス空間があるように見せかけてあるというもので、OSからは256GBとか512GBとかに認識されるようです。当然、実際のフラッシュの容量以上のデータは書き込めません。具体的な体験談は、水槽日記 on the webさんの記事や秒間SUNDAYさんの記事などで読むことができます。Yahooオークションなどでもこうした製品が堂々と売られており、注意が必要です。 ちなみに、当に256GBの容量があるUSBメモリは、先日Kingstonから発表されました(マイコミジャーナルの記事)。お値段は約10万円とのことです。 さて、まともな製品が10万円するのに、ヤフオクで同じ容量のものが数千円という時点であからさまに怪しいのですが、より論理的にそれがあり得な

    USBメモリ詐欺とNANDフラッシュの価格について - Lansenの現実逃避日記
  • (2) wiperの効果を検証 - Lansenの現実逃避日記

    かなり時間が経ってしまいましたが、色々と実験してみた結果を掲載したいと思います。やはり、IndilinxコントローラのMaximum Erase Countの上昇の仕方は異常で、ウェアレベリングのアルゴリズムに問題があるのではないかという印象です。 以下はその実験内容です。 まず、前回の記事の続きで、Solidata製のK5-64(SLC,64GB)に対し、Maximum Erase Countの上昇がいつ止まるかを試してみることにしました。 テストに使用したのはIometerで、テストファイルサイズを4MBに設定し、そこに延々とシーケンシャルライトを繰り返すようにしてみました。このテストでは、論理アドレス上の非常に狭い範囲にのみ書き込みを行うため、ウェアレベリングの性能が低い場合、ごく少数のブロックの書き換え回数のみが増えてしまいます。そのため、Maximum Erase CountとA

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  • (1) JMF602とBarefootのスタティックウェアレベリングの性能比較 - Lansenの現実逃避日記

    TranscendからIndilinxコントローラ搭載のSSDが発売されるようなのですが、そのデータシートがアップされており、そこにSMARTの仕様も記述されていました。Vertexシリーズの最新Firmware(v1.3)で追加されたD2,D3エントリの情報はないものの、それ以外の全ての仕様が明らかになっています。 01(001) Raw Read Error Rate 09(009) Power on Hours 0C(012) Device Power Cycle Count B8(184) Initial Bad Block Count C3(195) Program Failure Block Count C4(196) Erase Failure Block Count C5(197) Read Failure Block Count C6(198) Total Count o

    (1) JMF602とBarefootのスタティックウェアレベリングの性能比較 - Lansenの現実逃避日記
    kaorun
    kaorun 2009/07/11
    こういう爆弾が隠れてるかも知れないところが現行SSDの怖いところ。
  • SSDのデフラグの効果を検証 - Lansenの現実逃避日記

    2009/02/14: PerfectDisk 2008の"空き領域の結合を重視"オプションをつけた結果を掲載しました SSDにおける断片化の影響について SSDにはデフラグは不要という主張を時々目にしますが、実際にはSSDもデフラグの効果はあります。ただし、Windows標準のデフラグはあまり効果がありません。 SSDは、ランダムリード速度に優れたストレージです。そのため、書き込み済みのファイルが断片化していても、そのファイルの読み込み速度はあまり低下しません。 一方、JMF602搭載製品など、一部のSSDはランダムライトがHDDより遅いという欠点を持っています。それらのSSD上の空き領域が断片化していると、書き込み速度が低下してしまいます。Windows標準のデフラグは、積極的に空き領域のデフラグを行わないため、書き込み速度を回復させる効果は高くありません。 空き領域の断片化は、書き込

    SSDのデフラグの効果を検証 - Lansenの現実逃避日記
  • JMF601/JMF602/Barefoot搭載SSD用モニタリング・寿命予測&快適設定ソフト"JSMonitor"公開 - Lansenの現実逃避日記

    JSMonitorは、JMicron社製JMF601/JMF602コントローラまたはIndilinx社製Barefootコントローラを搭載したSSDのモニタリングおよび寿命予測を行うソフトウェアです。さらに、それらの機能に加え、SSDへの読み書きを減らし、快適に使用するための設定を手軽に行える機能もあります。 JSOptimizerは、JSMonitorからSSD快適設定のみを抽出したソフトウェアです。JSMonitorは対応するSSDが存在しない場合には起動できませんが、JSOptimizerはどの環境においても使用可能です。 開発に当たっては、トランセンド社のデータシート(JMF602)、MemoryCorp社のデータシート(JMF602)、トランセンド社のデータシート(Barefoot)を参考にしました。 現在のバージョンは、JSMonitor v0.4c, JSOptimizer

    JMF601/JMF602/Barefoot搭載SSD用モニタリング・寿命予測&快適設定ソフト"JSMonitor"公開 - Lansenの現実逃避日記
    kaorun
    kaorun 2008/12/25
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