Metaの新型ARグラス「Orion」実機を体験、ARグラスの壁を超えた秘密を訊く Meta Connect 2024での最大の話題は、ARグラスのプロトタイプである「Orion」が公開されたことだ。 (ARグラスのプロトタイプ「Orion」) マーク・ザッカーバーグCEOが「初めての、完全な機能を備えたARグラス」というOrionは、どのような特質を備えているのだろうか? (Orionを発表するマーク・ザッカーバーグCEO) 実機を体験することができたので、その詳細をお伝えしたい。 また、Orionの秘密について、Metaのアンドリュー・ボスワースCTOに単独インタビューすることもできた。そこで得られたコメントも補いながら、Orionの秘密に迫ってみたい。 (Metaのアンドリュー・ボスワースCTO) 光学シースルーの価値は「社会的受容性」 Orionは、いわゆる「光学シースルー型ARグ
Home » ディスプレイのないノートPC「Spacetop G1」を触ってわかった、デスクトップを空間拡張する魅力と課題 ディスプレイのないノートPC「Spacetop G1」を触ってわかった、デスクトップを空間拡張する魅力と課題 ディスプレイを複数枚設置したり、4Kやウルトラワイドの一台を用意したりして、PCのデスクトップ環境を拡張するといった使い方も一般的になってきた。同時に複数の作業を並行させたり、参考にしたい情報を見ながら資料を作ったり、ときに動画を視聴しながら仕事をしたりと、デスクトップを広げることで様々なことが可能となる。 近年、そこに新たな選択肢が登場した。XRを活用した空間ディスプレイだ。ARグラスなどのウェアラブルデバイスを装着して、空間にディスプレイを配置できるというものだ。 空間ディスプレイの良さは、物理的な制約に縛られないことだ。物理的にディスプレイがなくても複数
日本のVRゲーマーは何を遊んでいるのか? MoguLive160名アンケート調査結果を読み解く 日本においてVRについてSNSで話題になる際、そのほとんどがVRChatを始めとしたメタバースのことであって、VRゲームを積極的に好むユーザーの声が集まる機会はあまりなかった。 そこで、MoguLive編集部はVRゲーマーを対象としたアンケート調査を実施した。回答者は160名。まずは質問の一覧を並べて、それらの結果と掘り下げを著者(ぱソんこ)が解説。それではいってみましょう。 質問の一覧 このアンケート調査は2024年5月1日から10日までの10日間にかけて行われた。アンケートの質問は以下の内容となっている。以下の質問から得られた回答のうち、興味深いものを先にピックアップしていこう。すべての回答の結果については記事の一番下に並べるので、そちらを見てほしい。なお、質問の結果を順に並べるだけでなく、
Home » MetaがVR/MRヘッドセットのOS名を「Meta Horizon OS」に改称 サードパーティ企業にOSをオープン化 MetaがVR/MRヘッドセットのOS名を「Meta Horizon OS」に改称 サードパーティ企業にOSをオープン化 4月23日(火)Meta社は、VR/MRヘッドセットMeta QuestシリーズのOS「Quest ソフトウェア プラットフォーム」を「Meta Horizon OS」と改称し、サードパーティ企業にもオープンにすると発表しました。すでに、Lenovo、Microsoft、ASUSなどが最初のパートナー企業となることが告知され、今後さらに多くの企業が参加すると説明しています。 また、VR/MRコンテンツを入手できるストア「Meta Quest Store」も「Meta Horizon Store」に名称変更されます。 今回
PSVR2がPC対応へ 目標は2024年内 SIEが1周年ブログで明かす ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、VRヘッドセット「PlayStation VR2」(PSVR2)を2024年中にPCに対応する予定があることを明かしました。この情報はPSVR2の発売1周年を記念するPlayStation公式ブログにて明らかになりました。 待望のPC対応 PSVR2は、2023年2月22日に発売されたVRヘッドセットです。PlayStation 5(PS5)とUSB Type-Cケーブルで有線接続してVR体験が可能。「バイオハザードヴィレッジ」「グランツーリスモ7」などのVR対応タイトルを含む40以上の専用タイトルがリリースされてきました。 性能としては、片目あたり2000×2400の解像度の有機ELパネルを採用。オーブ型のコントローラーを左右の手に持って操作を行います。コントローラーに
世界最軽量でVR体験を変える 「つけていることを忘れる」VRヘッドセット「Bigscreen Beyond」 2022年後半から2023年前半にかけてVRヘッドセットに新たな波が訪れている。Quest Pro、VIVE XR Elite、PlayStation VR2、MeganeXなど、枚挙に暇がない。 そんな中、2023年2月に突如として発表されたVRヘッドセットが「Bigscreen Beyond」(以下、Beyond)だ。世界最小・最軽量を謳(うた)い、性能も飛び抜けている新たなVRヘッドセット。驚くべきことに、このデバイスを作ったのはBigscreen VRというスタートアップだ。 Bigscreen VRは、VRヘッドセットをかけて、バーチャル空間で友達と大画面でNetflixなど様々な映像を見ることのできる「Bigscreen」というサービスを提供している。さながらVR映画館
Home » HTCの新型XRデバイス「VIVE XR Elite」を体験!「VIVE」シリーズに市場トレンドを取り入れた「ライバルのいいとこどり」 HTCの新型XRデバイス「VIVE XR Elite」を体験!「VIVE」シリーズに市場トレンドを取り入れた「ライバルのいいとこどり」 日本時間1月6日(金)3時、HTCは新型XRヘッドセット「VIVE XR Elite」を発表しました。同発表のあった「CES 2023」は1月6日から1月8日まで開催中です。そこでMogulive編集部は、現地取材中の西田宗千佳氏に、早速その試用感をレポートしていただきました。 詳しい製品仕様は速報記事をご覧ください。価格は179,000円(税込)。事前予約はすでに開始され、配送は2月下旬以降を予定しているとのことです(公式発表より)。 「CES 2023」現地でHTCの新作を体験 HTCの新型HMD「VIV
Xiaomiがカメラとディスプレイ搭載のスマートグラス発表、価格は約48,000円から スマートフォンや家電を製造販売する中国のXiaomiは、カメラおよびマイクロOLEDディスプレイを搭載したデバイス「Mijia Glasses Camera」を発表しました。中国国内を対象に、2022年8月3日よりクラウドファンディングを開始。同年8月13日からの出荷を予定しています。クラウドファンディング価格は2,499元(約48,000円)、希望小売価格は2,699元(約52,000円)。 (画像: Xiaomi) 2台のカメラと1つのディスプレイを搭載、メガネなしでも使える? 今回Xiaomiが発表したデバイスは、メガネの装着者から見て左側に望遠カメラと広角カメラ、右側にディスプレイとタッチパッドを備えています。2台のカメラにより、一人称視点の映像を手を使わずに撮影できるほか、撮影した映像に含まれ
Metaが次世代VRヘッドセットの開発中デザインなどを一挙公開。現行世代を超える性能と外見が実現 日本時間2022年6月17日、Metaは研究開発部門の情報公開イベント「Inside the Lab」を開催した。メディア向けに定期的に開催が行われており、第4回目となる今回のテーマは「VRヘッドセットのディスプレイ」。MetaのReality Labが「Oculus」だった時代からこれまでに取り組んできた概念実証や最新技術、そして数々のプロトタイプが明らかにされた。 「ビジュアル・チューリング・テスト」をクリアするために 「Inside the Lab」はMetaのCEO、マーク・ザッカーバーグ氏が「今日はVRとARに向けた、次世代ディスプレイの構築に必要なことについて話したいと思います」と語るところからスタートした。 続いてOculus時代からチーフサイエンティストを務めるマイケル・エイブ
「HoloLensの生みの親」キップマン氏、マイクロソフト退社へ? 「HoloLensの生みの親」であるAlex Kipman(アレックス・キップマン)氏が、マイクロソフトを去る旨が報じられています。 キップマン氏は2001年にマイクロソフトへ参加。MR(Mixed Reality / 複合現実)やAI分野のテクニカルフェローであり、MRデバイス「HoloLens」やモーションコントローラー「Kinect」の開発者として知られています。2021年3月には開発者向けイベントであるMicrosoft Igniteに登壇、新フレームワーク「Mesh」の発表を行いました。 2か月後の退社か、組織改編も? キップマン氏の退社は、複数のテック・ビジネスメディアが報じています。Business Insiderは背景として、キップマン氏による暴言やセクシャルハラスメントといった行為を挙げています。 他方、
「HoloLens」開発チームの光学アーキテクトが退社、新たに「Google Labs」に参加か マイクロソフトの「HoloLens」開発チームで、筆頭光学アーキテクトを務めていたBernard Kress氏が同社を退社。グーグルの「Google Labs」に加わったことが報じられています。 グーグルの新ARデバイス関連に参加か? Bernard Kress氏は、2015年にマイクロソフトに入社。その後2021年11月まで「HoloLens」チームに所属していました。同氏はマイクロソフトへの入社以前にはグーグルに在籍しており、今回は古巣に戻った形です。SNS「Linkedin」によると、 Kress氏は現在、グーグルでARハードウェア開発に携わっているとのこと。 Kress氏が参加したとされている「Google Labs」はAR/VR部門と「Project Starline」関連部門、社内
Magic Leap 2が正式発表、小型軽量で縦に視野角広く さらに追加で5億ドルを調達 MRデバイスの開発を手がけるMagic Leapは、次世代機となる「Magic Leap 2」を正式発表しました。スペックの詳細は不明ですが、同社は「法人向けの利用を想定した業界で最小、最軽量かつ最も視野角の広いデバイス」であることを謳っています。2022年の発売を予定しています。 また、同時に同社は5億ドル(約550億円)の新たな資金調達を発表しました。 新たに発表された外見 Magic LeapはMRデバイスの開発を掲げ、巨額の資金調達を繰り返して注目を集めてきました。2017年には初代デバイスである「Magic Leap One」を開発者向けに発売。後にターゲットを法人向けに絞りました。日本ではNTTドコモが提携し、展開しています。 次世代モデルである「Magic Leap 2」は、「50%の小
Home » グーグル、スマホ向けのARCoreの最新アップデートを発表 空間認識の精度向上や“非同期なAR体験”が可能に グーグル、スマホ向けのARCoreの最新アップデートを発表 空間認識の精度向上や“非同期なAR体験”が可能に 2021年5月18日~20日(日本時間5月19日~21日)にかけて開催されているGoogleの開発者会議「Google I/O 2021」において、ARCoreの最新アップデート内容が発表されました。 最新版となるARCore 1.24では、新たに「Raw Depth API」「Recording and Playback API」を導入。開発者が新しいタイプのAR体験をより短期間で作れるようになるとしています。 精度がより向上した「Raw Depth API」 2020年6月のARCoreアップデートでは、スマートフォンのカメラだけで奥行きを含む空間情報を取
Oculus Questのストア売上が1.5億ドル突破 Quest 2でさらに加速か フェイスブックは、2019年5月から本格的な運用が開始された、Oculus Quest(オキュラス クエスト)向け公式ストアの2020年9月までの収益を発表。VRゲームとアプリを合計して、1億5,000万ドル(約158億円)以上の収益を達成したことを公表しました。 (「Facebook Connect」基調講演での収益説明。35を超えるタイトルが100万ドル以上の収益を達成。) フェイスブックは2020年5月、Oculus Quest(以下Quest)向けゲームとアプリから得られた収益が1億ドル(約100億円)を突破したことを告知しました。残る5,000万ドルは、9月までの約4ヵ月に記録された収益となります。 2020年9月現在、現行Quest本体の売り上げ台数は依然として非公開ですが、35タイトル以上が
Questは日本で売れている?Oculusが明かした実情【TGS2019】 2019年9月12日~15日の4日間に渡って開催された「東京ゲームショウ2019」。その2日目となる13日に、「TGSフォーラム2019」の専門セッション「スタンドアローン型HMDはVRマーケットの起爆剤となるか?」が開催されました。 本セッションは2部構成。前半ではOculus コンテンツエコシステム ディレクターのクリス・プルエット氏によって、スタンドアローン型VR HMD「Oculus Quest」についてのプレゼンテーションが行われました。そして後半では、スタンドアローン型HMDによるVRの可能性について、パネルディスカッションが行われました。 本記事は前半のレポートとなります。 「ゲーム機のようなVR端末」を目指して作られたOculus Quest 前述の通り、まずはクリス・プルエット氏によってOculu
わずか85gのARグラス「nreal light」 スマホでも動作 中国のARスタートアップnrealが「CES2019」にて発表したメガネ型ARグラス「nreal light」。本体がおよそ85gという、その軽量や手軽さから話題となりました。 本記事では、「nreal light」を米メディアUploadVRの記者が体験した際のレポートを紹介します(※記事中の感想は同メディア記者によるものです)。 「軽量」なメガネ型デバイス 「nreal light」は、その名前が示すとおり「軽量」なARグラスを目指して設計されています。本体に搭載された4基のカメラにより空間認識を行い、動き回っても空間に表示されたオブジェクトが固定されたように見える、6DoFのトラッキングが可能です。本体がおよそ85gというその軽量性、メガネ型のARグラスとしては広めの視野角(52°)などから話題になっています。
Oculus Quest用のコンテンツ審査規定が発表、事前のコンセプト提出などが必要に 一体型VRヘッドセット「Oculus Quest」を開発中のフェイスブックが、VRコンテンツのクオリティに関する新たな規定とその方針を告知しました。Oculusの公式ブログによると、Oculus Storeで配信されるOculus Quest向けのVRコンテンツには「これまでよりも厳格で、我々としても過去に類を見ないレベルの品質管理」が設定されるとのことです。 Oculus Questとは 「Oculus Quest(オキュラス クエスト)」は、フェイスブックが開発を進めている一体型VRヘッドセットです。同じくフェイスブックの一体型VRヘッドセット「Oculus Go」と比較すると、6DoF(※)のトラッキング機能が実装されており、体を動かしたり手を動かしたりといったことが可能になっています。 (※6D
【レビュー】もはや別物 Insta360 ONE、アップデートで劇的進化 3月24日、360度カメラ「Insta360 ONE」のカメラファームウェアとiOSアプリが大幅アップデートされました。バージョン2.0となったカメラファームウェアでは、事前の予告通りInsta360の独自ソフトウェアスタビライゼーション技術「FlowState」が実装され、これまでのInsta360 ONEの動画と比べて一目で分かるほどの“揺れの少ない”動画を撮影できるようになりました。 Insta360は、この「FlowState」を同社のブログ上で「Gimbal Killer」(ジンバルキラー)と称しています。アップデートの直前には、Insta360 ONEをスキーや犬の背中に取り付けて撮影した、下の水平を保ち揺れの少ないプロモーション動画を公開していました。 アップデートというよりも後継機モデルへの進化に近い
「Magic Leap One」ついにデザインが公開 眼鏡型のARデバイス 米Magic Leap社は、開発中のARデバイスMagic Leap Oneを公式サイトで公開しました。これまで巨額の資金調達を行いながらも謎に包まれていたデバイスのデザインが明らかになりました。Magic Leapは「新たなコンピューティング・プラットフォーム」だとして開発者向けの提供を2018年に開始します。 Magic Leap OneはMagic Leap社の最初の製品となります。Magic Leapはこれまでグーグルやアリババなどから総額19億ドル(約2,100億円)以上の資金を調達しながらもその詳細が不明であり、謎のARスタートアップとしてしばしば話題となっていました。 公開されたMagic Leap OneはCreators Edition(クリエイター版)ということでいわゆる開発者向けのものとなり、
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