中国のディスプレイ製造メーカーであり、iPhoneのディスプレイ製造の一部を担っているBOEが、iPhone 14シリーズにおいて、Appleからのすべてのディスプレイ受注を失う可能性があると、韓国のTHE ELECが伝えました。 情報によると、BOEは、ディスプレイの多くが品質管理チェックに合格していなかったため、Appleの許可なく一部の仕様を変更し、検査をパスしていたとのこと。 現在、Appleがディスプレイの供給源として製造を委託しているのは、供給数順にSamsung Display、LG Display、そしてBOEとなっています。BOEは2022年当初、多くのモデルのiPhoneにおける4000万にも及ぶディスプレイの製造を目指していたとのこと。 しかし、同社は2つの問題にぶつかり、目標としていた数の製造が困難になりつつあるようです。 一つ目は、半導体不足。2021年から現在ま
JOLED(東京都千代田区、石橋義社長)が、世界初の印刷式有機ELディスプレーの事業化に向けアクセルを踏み込む。6月に就任した石橋社長は2020年の量産開始を見据え、今を「第2の創業期」と位置付ける。有機EL市場は、韓国のサムスンディスプレイとLGディスプレイの寡占状態。日本発の有機ELビジネスを実現するには、顧客開拓やパートナー戦略など複数の課題を短期間で乗り越える必要がある。 JOLEDはインクジェットの方法で青、赤、緑の有機EL材料を塗り分ける印刷方式の有機ELパネルを手がける。17年には少量生産を開始。今回、20年の量産に向けて親会社の産業革新機構から200億円の出資を受け、旧ジャパンディスプレイ(JDI)能美工場(石川県能美市)を取得した。 さらに1000億円の増資を計画しており、すでにデンソーや豊田通商などから約500億円の出資を受けた。ほかの出資先も最終調整中で、8月中旬をめ
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