先日、Microsoft Research(MSR)で研究員を務める矢谷浩司氏に取材する機会がありました。 同氏はユーザー・インタフェース(UI)やインタラクション分野の研究者でして、大ヒットとなったMicrosoft社のモーション入力装置「Kinect」がMSRで誕生した経緯や、Kinectを応用した現在のMSRでの研究などについて、先日、来日された際、お話を伺うことができました。 詳細は、2012年4月30日号の日経エレクトロニクス 特集記事・第3部で「Kinect誕生秘話:スケルトン認識のアルゴリズムはいかにして生まれたか」としてまとめてありますので、そちらをご一読いただければと思いますが、今回はそれらMSRの研究の中でも、特にKinect応用研究の一つ「KinectFusion」をご紹介したいと思います。 正直、KinectFusionのデモを見た際は、非常に驚きました。 筆者は、