DevOpsはツールよりも考え方と手法こそが重要 「DevOpsをエンタープライズ分野にも適用していこう」という機運が高まっている。米国では業種、領域を問わずDevOpsを適用する動きが進んでおり、国内でもそれを受けて取り組みを進める企業が増えている。だが牛尾氏によると「国内の状況を見ると、ツールの導入が先行するあまり、DevOpsの本質が見落とされがちだ」という。 「ツールをどう利用するかはDevOpsの取り組みに欠かせない要素の一つです。ただ、それよりも重要なのは、DevOpsにどういった考えで取り組めばいいのか、どのような手法や方法論を実践すればいいのかといった、マインドセットやプラクティスです。その本質の部分をよく理解していれば、むしろツールは何でもよく、OSS(オープンソースソフトウエア)であれ、商用製品であれ、好きなものを使えばいいのです」(牛尾氏) 牛尾氏は、OSS畑出身の開