【はじめに】 Kinectが発売間もない頃はPrimeSenseのセンサーを扱うSDKとしてOpenNIが使われていました. しかし,Kinect for Windows SDKがリリースされてからOpenNIはしばらくその影に隠れていたように感じます. OpenNI 1.xの開発は終了し,現在はOpenNI 2.xの開発が進められています. OpenNI 2.xではAPI設計を見直し,1.xよりもアプリケーション開発が格段と容易になっています. また,KinectのサポートはKinect for Windows SDKベースとなったため,ライセンスの問題やドライバ環境の不安定さの問題を見事にクリアして商用アプリケーションにも扱い易くなっています. まだOpenNI 2.xがリリースされて間もないためWeb上に幾らか情報はあるものの,OpenNI 2.xを解説する書籍がなくOpenNI 1