「『ばらまき』というのはミレーの絵に出てくるような種のまき方でございます」 与謝野財務・金融担当相は20日の参院予算委員会で、09年度補正予算案を「ばらまき」と批判する野党に対してフランスの画家ミレーの「種をまく人」(山梨県立美術館など所蔵)を例に反論した。 自民党の鶴保庸介氏の質問に答えて、与謝野氏は「種をまくときには大きな種は点でまいていく、小さな種でもホウレン草とかカブは筋まきというまき方でまく」と説明。「今回の公共事業は厳選されたものだ。ばらまきではなくて、(大きな種の)点まきだ。検証していただければ、理由と目的があるとお分かりいただけると確信している」と述べ、必要な分野に重点配分した点を強調した。