携帯電話の待ち受け画面から,ワンタッチの操作で起動できる。アプリケーションは事業者やメーカーを問わず,どの端末でも稼働し,既存の携帯アプリと同様に,GPS(全地球測位システム)やカメラなど携帯電話に搭載された各種の機能と連携する。しかも,それらは世界中のWebマーケットで入手できる──。 携帯電話の世界に,こんな環境をもたらす新潮流が押し寄せている。その核になるのはWeb技術,つまりJavaScriptなどを使ったウィジェットやWebアプリだ。特にウィジェットは,新機能として業界で注目を集めている。 今後の新しい携帯電話向けウィジェット/Webアプリの特徴は,カメラやGPSなど携帯電話の機能やアドレス帳など各種データが扱えることである(図1)。ウィジェットは専用の実行環境,WebアプリはWebブラウザ上で稼働する。このウィジェット実行環境やWebブラウザの中核システムであるWebエンジンが
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