システム開発の無駄の1つに手戻りが挙げられる。とりわけ要件定義から総合テストまで全工程をきっちりこなすウオーターフォール型の開発では、作業工程の手戻りを最小限に抑えることが欠かせない。そこで有効なのは、超高速開発ツールを用いたコードの自動生成だ。製造や単体テストの工程を簡略化でき、その分上流工程である要件定義に時間を割り当てられる。また、設計情報からコードを自動生成できるため、設計者とプログラマー仕様の認識の食い違いによる手戻りを防ぐことができる。 超高速開発ツールの活用事例から工程の無駄取りを把握しよう。 共通部品群からコードを出力 野村総合研究所(NRI)が取り組んだのは、同社が手掛ける金融機関向けの決済系ASPサービス(I-STAR)の画面更新プロジェクトだ。Flashのサポート切れによって378画面をWebアプリケーションフレームワークのAngularを使って刷新する計画だった。ピ
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