化粧品業界で、“美容テック”とも呼べるイノベーションが起きている。IoTやデータを活用したパーソナライズ市場が生まれつつあるのだ。そんななか、「スマートミラー」の開発が各社で始まっている。スマートミラーとは何か、ターゲットやビジネスモデルは? その可能性を探る。 「スマートミラー」は何ができる? スマートミラーはセンサーやカメラで撮影された画像による肌解析を基に、適切なメークやスキンケアを提案する鏡(ミラー)だ。これまでは米国などのヘルスケアの現場で全身ミラーの投影画像による診察やリハビリなどに使われてきたが、それを美容に応用したものが海外で出てきている。 これまで消費者はメークやスキンケアを自分の好みで行っていたが、スマートミラーはセンサーで取得したデータを基にメークやスキンケアの方法を指南する。ミラーの前に座るとカメラで顔を撮影し、肌表面のキメやしみ・シワだけでなく、肌内部の状態も読み
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