江戸時代中期に広がったとされる「富山の薬売り」。薬箱を顧客の家に預け、薬売りが定期的に家を訪問し、薬の補充や交換を行う「置き薬」と言われる商法が特徴だ。 そんな「置き売り」のビジネスモデルが今、「オフィス」を舞台に再び脚光を浴びている。 江崎グリコが2002年から本格展開を始めた「オフィスグリコ」は、契約企業のオフィスに専用ケースを設置して菓子を販売する「置き菓子」サービス。ビジネスパーソンの小腹を満たすニーズを捉え、徐々に広がりを見せている。東日本大震災の際に非常食として活用した職場もあり、今では東京や大阪などを中心に約12万台の専用ケースを置く。 最近では、菓子以外の商材をメーンとする新サービスも続々と登場している。 「置き菓子」ならぬ「置き野菜」
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