「日本版オートリブ」の技術開発に着手 今年8月8日から、大阪府で電気自動車(EV)を使った「乗り捨て(ワンウエイ)型」のカーシェアリングの試行運用が始まった。 ここ数年、カーシェアリングは東京、名古屋、大阪など都市圏で急速に普及している。ただ、借りた場所に返す「ラウンド型」が基本で、借りた場所とは違う場所にも返せる「乗り捨て型」を国内で本格的に採用している企業はない。無人でクルマを貸し借りするカーシェアリングの場合、乗り捨てにすると、ステーションによって配車が偏るなど、運用上の課題があるからだ。 パリとその周辺では、今年6月から、乗り捨て型のEVシェアリング事業「Autolib(オートリブ)」が本格的に始まっている。約1000ヵ所のステーションを設置し、2014年までにEV3000台を導入するという大規模なものだ。ボロレ社というフランスの運輸・エネルギー大手企業が自治体から運営を委託されて
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