病院のベッドで寝ているところを想像してみよう。手術後で、絶対安静だ。自分でブラインドを閉めることもできず、看護師を呼ばなくてはならない。急を要する事態にスタッフ全員が慌ただしくしているときは、寒気を感じても毛布を頼みそこねてしまうかもしれないし、面会時間を詳しく聞くのも気が引ける。 無力感を抱くはずだ。 これがもし、必要なことを口に出すだけで解決するとしたらどうだろう。ブラインドはすぐに閉められる。担当医の専門について詳しく知ることもできるし、室温も上げられる。なんと素晴らしい環境だろう。必要なのは、最新のデジタル音声アシスタントだけだ。患者のリクエストを常に聞いていて、問いかけがあればインターネットに送信し、質問に回答したり、求められたタスクを実行したりしてくれる。 残念ながら、Appleの「Siri」、Amazonの「Alexa」、Googleの「Google Assistant」とい
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