企業は自社ネットワークのセキュリティを強化するためにどの程度過激な手段を使用できるのだろうか?セキュリティ企業FireEyeが米国のワシントンDCで開催したセキュリティカンファレンス「FireEye Cyber Defense Summit」において、同社の子会社であるMandiantの幹部らは「友好的なサイバー攻撃」による企業ネットワークのセキュリティ強化手法について語った。本記事では、同幹部らが語った内容について解説する。 サイバー分野の脅威は日ごとに増している。セキュリティ関係の専門要員を思うように手配できない企業も多く、攻撃はどんどんと複雑かつ巧妙になってきているため、規模を問わずあらゆる企業はデジタル世界で日夜、攻撃の危険にさらされている。 Mandiantは最近、「M-Trends 2015:A View From The Front Lines」という報告書を公開した。この報