NTTデータはTwitterから直接ツイートデータの提供を受けるパートナー契約を結んでいる1社。2011年にSaaS型のマーケティングリサーチサービス「なずきのおと」を発表。同社の自然言語解析エンジンを応用して、ある製品に関するツイートを収集・分析し、ブランドのイメージを調査する――など、製品やブランドに焦点を当てたデータ活用を提案してきた。 こうした従来の手法に対し、同社ソーシャルビジネス推進室の佐藤勇一郎課長は、製品の感想をつぶやいたユーザーの特性を分析する「ユーザー軸」へのシフトを掲げる。例えば「本田圭祐選手に関するツイートをする人は、アウトドアを好む20代男性が多い」など、話題を共有するクラスタの性質を分析し、マーケティングに役立てるという。 「趣味趣向の多様化が進み、“お客様”を知るのが難しい時代になった」(佐藤さん)。自然言語処理を駆使し、Twitterのデータからユーザーの好