ヤフーは5月19日、同社の音声認識エンジン「YJVOICE(ワイジェイボイス)」にディープラーニング(深層学習。人工知能技術の1つ)を取り入れ、認識精度を大幅に改善したと発表した。特に向上したのは、騒音下における認識精度。これまで、駅のホームや街頭などの騒音がある場所で誤認識されていた「声」が、正しく認識されやすくなったという。 同日、「音声検索」や「Yahoo!音声アシスト」、「Yahoo!乗換案内」、「Yahoo!カーナビ」など、YJVOICEを搭載する18のアプリやウィジェット(後述)が、精度が向上した音声認識機能に対応した。 ディープラーニングとは、脳神経細胞の働きを工学的にモデル化した手法で、人工知能の分野において大きな注目を集めている。米国では、GoogleやTwitter、Facobookなどの大手企業がディープラーニング技術を開発する新興企業を買収したり、社内に専門チームを