米国の歳末商戦のスタート(通称:ブラックフライデー)を目前に控え、オンラインショッピングを楽しむユーザーを狙ったネット詐欺行為が台頭し始めた。英セキュリティ企業のSophosがそうした攻撃の一端を紹介している。 同社がドイツのメールセキュリティ企業elevenからの情報として伝えたところによれば、米AppleのiTunes Storeをかたった不審なメールが出回っているという。メールには「50ドル分のクーポンを送呈する。クーポンを有効にするには、添付のZipファイルにある認証コードをオンラインで入力してほしい」とある。 だがこのZipファイルの中身はマルウェアであり、Sophosでは「Mal/BredoZp-B.」として検出できるようにしたという。 Sophosは、オンライン詐欺の手口として公的機関を装ってメールで個人情報を尋ねたり、「節税」などの誘惑的なテーマやかわいらしい動物の写真など