産業制御システム(ICS)を狙った高度なマルウェアが出回っているとして、米セキュリティ機関のICS-CERTなどが注意を呼び掛けている。 ICS-CERTによると、マルウェア「BlackEnergy」の亜種が相当数のICS環境に感染しているのを発見し、調べたところ、この攻撃は少なくとも2011年から発生していたとみられることが判明した。複数の企業でインターネットに接続されたヒューマンマシンインタフェース(HMI)からマルウェアが見つかったという。 これまでに感染が確認されたのは、GE Cimplicity、Advantech/Broadwin WebAccess、Siemens WinCCなどのHMI製品。他のベンダーの製品も標的にされているかどうかは現時点で不明だとしている。 GE Cimplicityについては、2012年1月ごろからHMI製品の脆弱性が悪用されていたことが分かった。G
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