更新版の「OpenSSL 1.1.0e」では、認証暗号化方式「Encrypt-Then-Mac」(EtM)の拡張機能に関する脆弱性に対処した。 OpenSSLの開発元は米国時間の2月16日、更新版となる「OpenSSL 1.1.0e」を公開し、1件の脆弱性を修正した。 OpenSSLのセキュリティ情報によると、更新版では認証暗号化方式「Encrypt-Then-Mac」(EtM)の拡張機能に関する脆弱性に対処した。悪用されればクライアントまたはサーバがクラッシュする可能性を指摘している。 米セキュリティ機関SANS Internet Storm Centerによれば、攻撃者がまずEncrypt-Then-Macを使わずにSSL接続処理を行い、その後再度のハンドシェイク処理を行う際にEncrypt-Then-Macを使用すると、クラッシュを誘発される恐れがある。 危険度は4段階で上から2番目