他の東南アジアの国々と同様、マレーシアで外食は珍しいものではない。屋台であれば300円も出せば一食済ませられるので、ほとんど自炊しない家庭も多く、「フードデリバリー」の利用も増えている。域内でスマホ普及率が高いこともその背景にある。 2015年10月、これまでありそうでなかった新しいタイプのフードデリバリーサービスが登場した。その名も「Yumcious」。これまでのフードデリバリーと大きく違うのは、料理の提供者だ。レストランやファストフードなどの店舗ではなく、一般家庭の台所で作られた「家庭の味」が届けられるのだ。 注文方法はいたって簡単。Yumciousのウェブサイトでログインした後、そこに表示された料理を選んで、配達日や地域を指定して購入するだけ。現時点ではクアラルンプール近郊のランチタイムの配達(11時~13時)のみで、前日までに注文する必要があるが、6月から始まった断食月にはディナー
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